こんにちは! uroco (ウロコ)の田中敏雄です。
2016年にジギング関連アイテムを中心としたブランド「uroco」を立ち上げさせていただいてから、4年ほど経つのですが、これまで、あまりurocoについて、またurocoジグ各種について、しっかりと説明させていただいたことがなかったので、今回、urocoについて、詳しくご紹介させていただきます!
目次
- ▼「uroco」ブランド 誕生秘話
- ▼ウロコジグオリジナルについて
- ・ウロコジグオリジナルの特長
- ・ウロコ的ホログラムについて
- ・ウロコジグの青い目(アイ)について
- ・基本アクションについて
- ▼ウロコジグ・ショートについて
- ▼チビウロコについて
- ▼チビウロコ ショートについて
- ▼SLJ ロッド「エアコロ」について
- ▼2020年新色「uroco 5th記念カラー3色」について
- ▼2020年新色「タチウオ用colorタチコロ新色」について
uroco誕生STORY
まず最初に「uroco」というブランドができた、いきさつからご紹介したいと思います。
私は小さい時から釣りとモノ作りが好きで、途中、野球とラグビーに夢中になって釣りから遠ざかっていた時期もありましたが、大学の卒業制作でハンドメイドルアーを制作したのがきっかけで大阪のルアー関連の会社に勤めることになりました。
会社員時代は多くの釣り具メーカー様と一緒にルアー開発のお仕事をさせて頂き、また、それ以外にも、いろいろな経験を積ませてもらっていました。
元々、20代の時から、ゆくゆくは自分のブランドを持ちたいという気持ちは持っていました。そんな思いを実現するべく、4年前の2016年、37歳の時に独立したという感じです。
ちなみに、よくウロコという社名の由来を聞かれるのですが、熟慮して考えたというより、偶然、頭に浮かんだというのが正直なトコロなんです。
というのも25歳くらいの時に京都を歩いていた時にふと、「将来独立したらウロコという名前にしよう」と思ったんです。その、ふと頭に浮かんだことををずっと忘れずに心のモチベーションとして過ごしてきたというトコロもあります。
実際、社名を決める段階では迷うことなくurocoを選びました。ずっと心の中に持っていた uroco という響き…。
ロゴの並びを見ても可愛くて、迷いなくそれに決めたというわけです。
今、振り返ると会社員時代は大変なことも多かったですが、uocoという名をずっと心の中に大事に思っていた気持ちがあったからこそ頑張れたような気がしています。
さて、そんなurocoからは様々なウロコシリーズジグやロッドなどを開発、発表してきました。ここからは、1つずつご紹介させていただきます!
uroco第1弾ジグ
ウロコジグ オリジナル
urocoの第1弾ルアーとして作ったのがウロコジグオリジナルです。
ウロコジグオリジナルは、抜け感が良くて、早めな誘いでも、ゆっくりめなテンポでも誘ってこれる形状、シンプルなデザインを意識して開発しました。
特長としてはセンターバランスで、後方側につけているキール部分です。
もともと角をあまりつけないローアピールタイプのジグに仕上げたかったので、キールは小さな水流変化(波動)を生み出すものとして控えめな設定してあります。
また、キール部分が水流に対しての微妙な抵抗物となり、ダートをさせた時に、より横を向かせやすくする役割のイメージです。
あと、使用している魚のウロコのようなホログラムに関してですが…。
「ウロコジグ」というアイテム名にした時に、このタイプのホロが似合うだろうな、イメージを持っていました。
そして実際に、生産業者さんにホログラムの選定をお願いした時に偶然出てきたホロが、採用したいと思っていたホロと偶然一緒だったので即決! これだ! と思って決めました。
あと、目玉のデザインはメーカーの象徴的なものになりますので、実をいうと、かなり悩みました。
たまたまアニメのワンピースを読んでいる時にワンピースのキャラクター「〝悪魔の子〟ニコ・ロビン」の目玉が青く、すごく感動したシーンがあったので、そんな影響も受けて青色の目玉に…。
ウロコジグの目は、よく見ると黒目は正円でなくトリムがガタガタしているのですが、それは大学時代時の友人がデザインしてくれたウロコの最初のロゴのトリムラインを使用しています。
そんな、いきさつで出来上がったのがウロコジグの目玉なんです!
ウロコジグ・オリジナルのアクション方法
さて、ウロコジグの誘い方ですが…
ウロコジグ・オリジナルはダートアクションの後のフォールにタメ(浮遊感)をつくりやすいので、ワンピッチなどの早めの誘いと、ゆったりとしたフォールアクションの組み合わせで緩急をつけた誘い方が基本で、オススメです。
引き抵抗が軽めなので、幅広く広範囲をスピーディにサーチしたり、フォールへの反応が良い時に使用して下さい。なお、フォールを意識した誘いの時はリアフックを装着してもらった方が効果的です!
私、個人的には早巻きやワンピッチで中層まで誘い上げてくる釣りが好みですが、ボトムべったりな反応の時は1~2回早巻きをしてから大き目のフォールを入れていくのがハマることがあります。
どちらにしても緩急つけたりスピード変化をつけたりのメリハリが重要になります。
ウロコジグオリジナル ウエイトバリエ |
jig price |
80g | ¥1,500 |
120g | ¥1,800 |
160g | ¥2,000 |
200g | ¥2,300 |
250g | ¥2,550 |
300g | ¥2,800 |
400g | ¥3,300 |
GLOW TYPEの価格は¥100 UP! |
ウロコジグショートについて
続いてご紹介したいのがウロコジグのショートタイプ「ウロコジグショート」。
このウロコジグショートは真夏の大阪湾のイワシパターンや、冬場の鳥羽のイワシ、サッパパターンのようにメインベイトが小さめの時に対応するべく開発したモデルになります。
形状はショートシルエット、ややリアバランスタイプ。オリジナルよりもダート幅は小さいですが、軽めのジャークでもクイックに横を向かせやすくなっています。
また、小さなフォールでもスライドして横に向くアクションが自動的に入ることが多いのでより細かいバイトチャンスを生み出してくれます。
ベイトボールの反応の中を直線的な動き(軽めのワンピッチやスイミングアクション)で引いてきて、軽めのジャークやストップアクションで喰わせの間を取っていくのが効果的です。
大阪湾や鳥羽エリアのイワシパターンでは、ベイトの群れの層を突き抜けたタイミングでのバイトが多くなりますので、船長の指示棚に合わせて少し上側まで誘い上げてくると釣果UPに繋がります。
早巻きからのワンピッチジャークなど速度変化をつけた誘い方もオススメです。
ウロコジグショート ウエイトバリエ |
jig price |
120g | ¥1,600 |
150g | ¥1,800 |
180g | ¥2,000 |
210g | ¥2,200 |
出典:YouTubeチャンネル「FuchiBite Mari Fuchigami」
なお、ウロコジグに合わせる市販品のアシストフックで最近よく使っているのは、ガンクラフトのCOSO掛けです。セッティングについては、以下の記事を参考にしていただければ幸いです!
チビウロコについて
続いてチビウロコについて!
チビウロコはイサキやメバル、タイ、アジなど、浅場でのスーパーライトジギング用に開発したアイテム。
フォール速度を持たせるためにオリジナルタイプの形状よりも少しだけリアバランスに設定しています。
使い方はオリジナルと同じ感じになりますが、ゆっくり目のフワフワさせたワンピッチでフォールをしっかりと入れていく誘いも効果的です。
特に小魚を偏食する時期のイサキはボトム付近から中層、表層までのタナ合わせが重要になります。
イサキ狙いでは意外と表層付近でのバイトも多い状況もありますので、ただ巻きやワンピッチで幅広く誘って、アタリのタナを見つけて下さい。
ウエイトはその日の状況によりますが、30m前後まではチビウロコ30g 、40m~50m前後なら50gの使い分けが基本になります。
チビウロコのシルエットはコンパクトタイプではありませんが、その分、アピール力や波動が強かったり、ベイトサイズが大きいときなどにも有効です。
来年2021年にはスモールシルエットのチビウロコショートも発売予定ですので、状況に応じて使い分けてもらえると釣果UPにつながると思います。
チビウロコ ウエイトバリエ |
jig price |
30g | ¥800 |
50g | ¥850 |
チビウロコショートについて
2021年春に登場予定
チビウロコショートは2021年春に発売予定のスモールシルエットタイプになります。
チビウロコと比較しても、チビウロコ30gとチビショート50gが同じ全長になりますので、かなりコンパクトな形状に仕上がっています。
アクションはクイックに横を向きやすく、キレのあるフォールが特長です。
ベイトが小さい時や、活性が低い時、早く落としたい時などに有効です。
チビウロコショート ウエイトバリエ |
jig price |
30g | —— |
40g | —— |
50g | —— |
60g | —— |
エアコロについて
アイテム名 | タイプ | 継 | LENGTH | JIG | PE | water depth | PRICE |
エアコロSLJ-S66T 6’6″ | スピニング・チューブラー | 1ピース | 6.6ft / 198cm | MAX50g | MAX 0.8号 | 40~50m | ¥37.700 |
エアコロの開発を始めた当時は、スーパーライトジギング専用のロッドがまだ少なく、イサキをメインターゲットにしてライトに楽しめるサオにするか? それとも少し型の良い魚までも獲れるパワーのある仕様にするか、かなり悩みました…。
というのも、スーパーライトジギングを楽しんでおられる方なら分かると思いますが、イサキなどを狙っていても普段ジギングで釣っているようなパワフルな魚もまぁまぁ高確率でヒットしてくるからです。
イサキやアジなどを楽しむだけなら正直メバルロッドでもいけるのですが、ある程度は良い型の魚とも勝負できるサオにしようと思い、ロッドビルダーさんと相談しながら、スーパーライトジギングが盛んな志摩のテスターさんたちと一緒に、時間をかけて今のアクションに仕上げていきました。
少し張りがあるタイプになりますが、チビウロコの操作性、フッキングパワーが必要なある程度の大きな魚に対しての対応など、トータルで考えるとバランスよく仕上がっていると思います。
ちなみに4000番台のリールにPE0.8号~1.0号がベストセッティングです。
なお、2021年はエアコロの特別仕様 (チタン、コルクグリップ) をリリース予定にしていますので、楽しみにしていただけると幸いです!
最後に2020年初夏以降に登場予定の新色をご紹介させていただきます!
uroco 5th記念カラー! 3色登場
まずご紹介したいのが、uroco5周年を記念した限定カラーとしてウロコジグオリジナルとウロコジグ・ショートのアイテムで各3色の新色が登場予定。7月中旬から受注開始で、デリバリーは今秋予定になります。
ウロコジグオリジナル・タチコロシリーズ
2020年新色「ケイムラブラック/グローティップ」
もう1つの新色は、ウロコジグ・オリジナルの太刀魚用カラーの新色です。従来の2色に加えて2020年新色として「ケイムラブラック/グローティップ」が加わります。
こちらは7月受注開始で、デリバリーは7月下旬から8月初旬予定のアイテムになってます。
以上、urocoの各アイテムについて、ご紹介させていただきました!
これからベストシーズンを迎えるジギングシーズン! みんなで楽しみたいですね!