全長は160mm程度で、ウェイト70g後半のウッド製。
シイラにリアフックが伸ばされたままになっているこのルアーは、記者のお気に入りの1つ。
これ、古くからの知り合いの元ルアービルダーの先輩に、ワガママ言って作ってもらったもの。
長いおうち時間を過ごす中で、こんなに時間があったらルアーとか作れるんじゃないか。さらに身近なもので、カンタン・手軽にできれば楽しいんじゃないか。
おうち時間はもちろん、子どもの夏休みの宿題とか…いろいろ楽しめそう!
と、ふと思い立ち、今回もワガママ言ってルアーの作り方を教えてもらいました。
はじめてのルアー作り
初めまして!廣田です!
現在は釣り業界から離れておりますが、バスにソルトに幅広く釣りを楽しんでいます。
廣田 研吾(Hirota Kengo) プロフィール
早速ですが、ハンドメイドルアーと聞いて「敷居が高い」「難しそう」と思う方も沢山居ると思います。
確かに掘り下げれば専門的な知識や道具、材料が必要になりますが、今回はホームセンターや百円均一で揃う材料を使い、手軽に出来るだけ簡単に作れるルアー製作方法を紹介したいと思います。
ルアーと一言で言っても様々な種類がありますが、今回製作するルアーは「ポッパー」という種類のルアーを製作します。
何故ポッパーを作るかと言うと、パーツ数が少なく操作が簡単でよく釣れるから。
せっかく作ったなら釣れた方が楽しい! さて、前置きはこの辺にしてまずは道具紹介から。
ルアーを作るのに必要なモノ
カッターナイフ、ハサミ、ペンチ、細めのドライバー、紙やすり(240番400番を用意、どちらかでも可)両面テープ、紙、鉛筆、ペン各色、瞬間接着剤、ラッカースプレー(クリアー)筆、アクリル絵具、スーパーボールの様な小さく丸い物(無くて可)
バルサウッド(厚み1cm)ステンレスワイヤー、オモリ。
まずはルアーの形を作る
では、さっそくルアー作りに取り掛かっていきたいと思います。
今回は2枚の板を貼り合わせ、中心にワイヤーやオモリを仕込む「貼り合わせ」や「中通し」といわれる手法で製作していきます。
まずは何パターンかデザイン画を描く。(今回はエラなどの造形は無しで製作)
デザインが決まったら、デザイン画を切り出しバルサウッドに書き写す。
型紙通りに書き写したバルサウッドを、カッターナイフでおおまかに切り分ける。
この時一気に切断しようとせず、同じ箇所に少しつづ何度もナイフを通すのかコツです。
※ナイフで怪我のないよう十分に注意しましょう。
ナイフを使い慣れない方やお子様は軍手や手袋の使用をお勧めします。
ナイフで書き写した線に沿っておおまかに削り、240番の紙やすりで微調整、仕上げていく。
紙やすりで仕上げたら…AとA 、BとBのように対同士を両面テープで貼り合わせる。