ルアーフィッシングでは、フィッシュイーターが特定のベイトを捕食する様々なパターンが存在する。バスではギルパターンやハスパターン、ライトゲームではアミパターンや小イカパターンなどなど、ベイトに応じたパターンが確立されている。
そんなパターンフィッシングにおいて難しいとされているのが、シーバスゲームにおけるマイクロベイトパターン。マイクロベイトとは冬から春にかけてボラやアユとったベイトの稚魚の総称であり、数cm程度の小型ベイトを指している。
マイクロベイトを好んで捕食しているシーバスは、ベイトのサイズや動きを見て捕食しているため、通常のシーバスゲームで使用するミノーやメタルバイブといった大きめサイズのルアーが通用しなくなる。そのため、マイクロベイトパターンは攻略が難しく、ベイトのサイズはもちろん、その動きを上手くイミテートすることが攻略のカギとされてきた。
そんな難攻不落とまで言われるマイクロベイトパターンだが、近年、勇士の活躍により攻略法が徐々に明かされてきた。中でもコアマンスタッフの田古里氏は、数年前にデイゲームでのマイクロベイトパターン攻略法を発見し、年々その成果をだしている。
先日公開された田古里氏のブログに、デイゲームでのマイクロベイトパターン攻略法の一旦が記されていたので、一部抜粋してご紹介しよう。
デイゲームでのマイクロベイトパターンに必要なリグとアクション
出典:タコリーナの格闘日記
田古里氏が主に使用しているリグはジグヘッドリグ。マイクロベイトパターンを意識して開発された「PH-03 3g」に「CA-03ミニカリ」をセットしたリグがテッパン。
アクションは基本的にダートがメイン。チョンチョンとリグを真横に飛ばすイメージでダートを繰り返して、その後にデッドスローリトリーブを入れる(コレ重要!)。デッドスローのペースはハンドル1回転に3秒ほどかける程度が理想的。
このアクションは実際にマイクロベイトの動きと、それを捕食するシーバスの動きを田古里氏が観察して見出したもので、マイクロベイトパターンではハズせないテクニックだ。
一番難しいのはバイトを掛けること
上記のリグとアクションでマイクロベイトパターンの全貌が見えてきたと思うが、何より難しいのがバイトを掛けアワせるという点。非常に小さなバイトを捉える必要があるため、これを会得することがパターン攻略の大きなハードルともいえる。
そこで、田古里氏が重要視しているのがタックルセッティング。かすかなバイトを察知して掛けるためには、それだけ繊細なセッティングが要求される。ちなみに田古里氏は以下のようなタックルを使用している。
■ロッド:デイスターCDS82LL-CS MINIKALI DART SPECIAL
■リール:C2000HGS
■ライン:PE0.3号
■リーダー:1〜1.5号(シブければ1号)出典:タコリーナの格闘日記
特にロッドにおいては、マイクロベイトパターンを強く意識して設計された「デイスター CDS82LL-CS ミニカリダートスペシャル」を使用。このロッドには田古里氏のエッセンスが十分注ぎ込まれているので、対マイクロベイトパターンにおいては、抜群の実釣力を誇る。
出典:タコリーナの格闘日記
★タコリーナの格闘日記:http://ameblo.jp/takori-naa/entry-12260065783.html