はじめまして!HIDEUPスタッフ坂田です。
霞ヶ浦がメインレイクでWBS(ワールドバスソサエティ)トーナメントに出場しています。
今回は、この春発売されたHUミノーの新ラインナップ『HU Minnow 77SP』についてご紹介させていただきます。
坂田 泰信(Sakata Yasunobu) プロフィール
霞ヶ浦のトーナメントにおけるハードルアーのパンチ力
私の出場しているWBSトーナメントは、ここ数年は基本的に霞ヶ浦・北浦が開催地で、だいたい年間5戦1DAY、2DAYsの組み合わせで試合が組まれています。
手練れ達が集まるこのトーナメントで勝つためには、時期にもよりますが2DAYsなら10Kgがボーダーとも言われています。
そんな中で常に恐れられるのは、やはり爆発力のあるハードルアーを使いこなす選手です。
出典:W.B.S
『HU Minnow 77SP』というルアー
『HU Minnow 77SP』は、先にリリースされた『HU Minnow 111』シリーズ同様、そのリップとボディーの形状から、ウォブルアクションでの強い水押しは継承。
ゆえに、77mmというサイズながらトゥイッチはもちろん、ストレートリトリーブでもしっかり水をつかみながら、パワフルに魚を惹きつけることが可能です。
今年はWBS参戦3年目の年だったのに、未だ開幕戦を迎えられていない状態ですが、このHU Minnow 77SPには、ライバルの裏をかける強い可能性を感じています。
特にこれから梅雨にかけての霞ヶ浦では、中層から上目線で餌を探すバスが多くなります。動画にもあるようにジャークやトゥイッチはもちろんですが、『細身のクランクベイト』を意識して使うことで「トップに出切らない」、「強さ・ボリュームを嫌って食わせきれない」といった、これまで獲りこぼしてきたかもしれないバスをキャッチするために心強い武器になってくれるはずです。
私は、HUクランク、HUシャッド、HUミノー、これらは全てクランクベイトのバリエーションと考えています。
例えば、同じリップラップでも風・濁りがあるときはHU-70、HU Minnow 111SPを使用。
クリアアップしているようなときはHUシャッド60SPをクランクベイト的に使います。
ただ、HUシャッドでは底を叩きすぎる浅い場所や、高水温気の上目線のサスペンドバスを狙っていく際には、HU Minnow 77SPが出番だと考えています。
これからの時期の一番ハマると思う、出しどころはズバリ『雨、ローライト・さざ波』時。
具体的には、上目線のバスが虫系やポッパーなどのトップウォーターで出そうだけど、雨や風で水面のルアーの存在がかき消されてしまうような時です。
私も最近は、広大な霞ヶ浦を手早くサーチするために、小型フロッグ系ルアーで表層を高速でチェックすることが多いのですが、どうしても風で水面が波立つようなシチュエーションでは、バスに見つけてもらいにくいと感じます。
HU Minnow 77SPは111シリーズに比べ潜行深度も浅く、同サイズの他のミノーより水押しが強いので、クランクベイトのようにストレートに巻いても上目線で獲物を狙っているサスペンドしたバスにしっかりアピール。だけど通常のクランクベイトや、スピナーベイトよりは弱い。…これがキモです。
ちゃんと水を押して存在感はありつつも、バスをビビらせないややタイトな動き。
これは、昨今クリアアップすることも多い霞ヶ浦では1つの釣れるルアーの要素とも言えます。
ボートなら杭や矢板の際、水通しの良いハードボトム、リップラップの角。
陸っぱりでは杭など縦ストの際に加え、水門の壁、岸から張り出した植物の際などはアツいポイントです。
ここぞというスポットを通せば、下からバスが飛び出してきてバイトしてきます。
大きいサイズのルアーでは、プレッシャーをかけてしまいそうなピンスポットも77mmの『細身のクランクベイト』なら、最初はただ巻き、次はトゥイッチ、次はストップ&ゴー…といったように、小技を効かせて何度もアプローチすることも可能です。
是非、自分なりの使い方を見つけてみてください!