【ウエイトによって異なった使い方ができる】サーティフォーの「グリッターヘッド」について家邊克己が詳しく解説!
皆さん、自粛生活はいかがお過ごしでしょうか? 大変だと思いますが頑張っていきましょう。
僕もこの連休、何か閃(ひらめ)くものはないかと期待しながら、今までゆっくりしたこともなかったので良い休憩だと思って自宅で映画でも見て過ごそうかと思っております。
今回は登場が遅れている「グリッターヘッド」について少しお話ししようと思います。
家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール
様々な場所でテストを重ねてきた「グリッターヘッド」
「グリッターヘッド」は動かして何でも釣れるリグをコンセプトに開発しました。
テスト過程でも、アジだけに限らず色々な魚に対するアピール力は半端ない事も実証済み。
テスト段階において、何が釣れるのかを把握したいため2年間かけて、北は北海道から日本全国を駆け巡りました。
また海外でもテストを重ね、南はタイやマレーシア、シンガポールなどでテストを行って色々な魚を釣ってきました。
釣れた魚は、アイナメ、ソイ、エゾメバル、海アメマス、カジカ、メバル、アジ、イサキ、ネイリ(カンパチの40cm位の幼魚)ハマチ(ブリの40cm位の幼魚)ガシラ、太刀魚、サゴシ,クエの幼魚、アコウ、アカハタ、オニアジ、ロウニンアジ他多数。
使っていく内に分かったのが、リアクションで反応する魚に対して効果的なことと、メバルのような好奇心旺盛の魚が異様なくらい反応を示したこと。
通常のジグヘッドと幾度も比較してきましたがこれはもう全く反応が違いました。
アジにも有効なジグヘッドにするため発想を変えることに
最初テストしていたのが、3g、2.5g、1.7gと通常のプランクトンパターンのアジングに使用するジグヘッドより重いモノでした。
なんでも釣れるリグとして開発していたので、初心者の方でも簡単に扱えることを前提に重いg数でテストを繰り返し、本当に沢山の魚を釣りました。
そのお陰でその重さの「グリッターヘッド」の釣り方は完璧に把握しましたが、アジを専門に狙った場合、どうしてもマズメ以外は重量の問題で口を使ってくれないことがでてきました。
そこでアジ用として軽量の1.3g、1.0g、0.8gの物が必要と考えましたが、アジだけに絞った場合にリアクションで釣れるとしたら、ベイトを食べている夕方や朝などのマズメ時だけ。
プランクトンを主に食べている夜のアジングでは、リアクションよりもステイメソッドが有効なので、発想を変えてグリッターのアピール力と形状によるスローフォールを利用し、夜のアジにも対応していこうと考えました。
グローとラメを上手く使って存在感をアップさせることに
リアクション要素のないプランクトンを主に食べているアジに対して「グリッターヘッド」に反応させるには、グローとラメを上手く使うことで存在感を増やせるのではないかと考えました。
今のプランクトンパターンのアジングにおいて、ラメとグローは切っても切れない関係でワームにグローとラメは絶対と言ってもイイほど使用するようになってきました。
これを「グリッターヘッド」本体に使用することでワームにグローを使わない事もでき、逆にヘッドの部分にアタックポイントを作ることもできるようになります。
そうすることで、より違いが出るのではないかと昨年から色々なパターンのグローとラメをテストしてその違いを検証した結果、確かにグローとラメを入れることでアジの反応に違いがあることに気がつきました。
検証した結果を現在分析中
それには法則はありませんがラメの大きさやグローの光り方など、様々なパターンで作った物でテストを繰り返し、陸っぱりのみならずボートからでもテストを行って沢山のデータを集め、今そのデータを分析しております。
既にヘッドはできあがっているので、連休中に分析をして連休が明けた頃には塗装できるようにしていきたいと考えています。
そのようなことで、3g、2.5g、1.7gのグリッターヘッドと1.3g、1.0g、0.8gのグリッターヘッドというのは、違うモノということです。
3g、2.5g、1.7gのグリッターヘッドは、赤金、グリーン、ブルー、ブラック、ピンクグローの5色展開。
軽量の1.3g、1.0g、0.8gは、グローとラメ入りの1アイテムになります。