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過去釣果を振り返る!夢のフィールド・小笠原諸島のジギング編

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」
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トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及ぶ。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

コロナの影響でなかなか釣りに行けない日々が続いていますが、皆さまは体調いかがでしょうか。この原稿も自宅から書いています。

3月末くらいから始まった在宅ワークですが、運動不足になりがちで、毎日1時間のウォーキングを欠かさないようにしています。近所の川にドライブに行っても、たくさんの釣り人を見かけます。

幸い釣りは3密から遠いレジャーですが、緊急事態宣言が発令されてからは、関東の釣り公園では自粛閉園がはじまっており、船宿に関しては規制対象から外れているみたいなので、対策をしっかり取りながら営業している状況です。

なかなか思いきって釣りに行ける状況ではないかもしれませんが、こんな時に釣り具の整理やメンテナンスを行うチャンスですよね。今は本当に感染を防ぐ重要な時期なので、感染拡大を防ぐための最大限の努力をしなければなりません。残念ですが、いよいよ始まる今年のゴールデンウィークは、コロナを意識した行動制限が求められます。

そんな状況なので4月に入ってからは釣りを自粛しており、最近の釣行ネタが正直ありませんので、過去の釣果をもとにオススメのジギングについて書いてみようかと思います。

まずは小笠原丸で竹芝桟橋から24時間、父島に到着。さらにここから、ははじま丸に乗って母島へ

片道24時間。夢の釣り場の1つが小笠原諸島

過去の釣行写真を眺めていると、またその釣り場へ行きたくなるものです。それが良い思いをした場所ならばなおさら。そんなまた行きたくなる夢の釣り場の一つが小笠原です。

スキッドシャフトをバットまでぶち曲げてファイトする写真を見ていると、あ~、また思いっきりロッドを絞り込むファイトがしたい、と思い始めるわけです。そんなわけですぐにメンバーを誘い、再度小笠原へ行った時の話です。

小笠原と言えば巨大カンパチというイメージですが、小笠原が二回目の私にとって、その前回を超える巨大カンパチを狙いに行くというのが最大の目的。新しくなった小笠原丸に乗り込み、早くも期待は膨らむばかり。

ユネスコ世界自然遺産に登録された小笠原。東京から1000kg以上離れた小笠原は、飛行機での手段がなく、片道24時間以上かけてのフェリーでの旅。

あのスキッドシャフトのロッドをどうしてもブチ曲げたくて、今回一緒に同行をお願いした新潟県柏崎港を拠点とするアシストクラブ金進丸の秋山船長、その息子の幸輝くん、そしてGO佐藤氏、釣友のゆっちさんの5人での釣行です。

初日は「榛名丸」の宮川船長が父島まで迎えに来てくれ、母島へ向かう途中も釣りをする予定でしたが、悪天候のため断念。ははじま丸のフェリーで母島へ向かいます。

母島が見えてきました。全国屈指の夢のフィールドの1つであることは間違いありません!

母島に到着し、宮川船長と合流。「夕方だけ少し船だせそうだけど、どうする?」。迷わずに少しでも海に出られるならばとタックルを急いで準備します。最初のポイントは水深70m、最近深いポイントより浅いところでカンパチがよく釣れていると船長。

一投目、いきなりスキッドジグの250gにバイト。フォールで食わせ、上がってきたのは10kgオーバーのキハダマグロ。同時にヒットさせていたGO佐藤氏も良型のカンパチ。改めて小笠原の底知れぬポテンシャルを感じさせられます。

同行者の佐藤GO氏とダブルヒット。投入一投目からこの展開。相変わらずの小笠原の底知れぬポテンシャルに驚き。初日はこのサイズがよくヒットしました

このようにスキッドシャフトを思いっきり曲げたくて今回小笠原に訪れました。このスキッドシャフト、何とクレームで折れた事例は1本のみ。不良率にしてコンマ%の世界。驚異的な強度を持つマッスルブレイド製法で出来ています。このくらいの曲がりでも、まだまだ余裕!

ジギング初挑戦のゆっちさんにもキハダマグロがヒット!

その後もヒットは続き、キハダとカンパチの活性は高いようです♪そして今回ジギング初挑戦となる釣友のゆっちさんにもスキッドジグでヒット。いきなり初挑戦で小笠原というのも何だか凄いですが、ジギングを始めるには最高のフィールド。そのゆっちさんがジギングで初めて手にした魚はキハダ。ジギングで初の釣果がマグロって(笑)。

同行したゆっちさんは、ジギング初挑戦で何と小笠原。そしてジギングで初の獲物がこのキハダ。そうジギングは決して難しいものではないんです!初心者でも大物のチャンスはいくらでもあります

秋山船長も得意のスキッディングメソッドで、キハダ、カンパチを次々にかけていきます

幸輝くんも良型のカンパチ、オキザワラをヒットさせました。そして夕まづめ、最後のラストチャンス、秋山船長がスキッドシャフトを大きく曲げました。慣れたファイトで落ち着いて浮かせてきた魚は、初日最大の20kgオーバーの良型カンパチ。その後、日が沈み初日の釣行を終えました。

初日のラストスパート。秋山船長がスキッドシャフトを綺麗に曲げてランディングした魚は!?

初日の最大魚となる20kgオーバーのカンパチ。秋山船長が暗くなる前のラストチャンスをしっかり手にした

今回活躍したジグ。左からスイッチバック200~500g、スキッドジグ200、250g

2日目は出船できず、ショアからの釣りを満喫!

ショアからでも小笠原を十分に満喫した今回の釣行。また必ず来たいと思わせる小笠原の魅力

二日目、出船予定だったが悪天候で出船出来ず。港やサーフなどのショアからの釣りを満喫。ショアからはカンモンハタ、バラハタ、カンパチ(ショゴ)、メアジ(尺クラス)、アカハタ、ニジハタ、ホウセキキントキ、オジサン、メッキ、フエダイ、ミナミイケカツオなど、数え切れないほど様々な魚種が5g前後のマイクロジグで釣れてくれました!

まさにパラダイス!こういった離島で是非マイクロショアジギングを試してみてくださいね!

ショアでの釣りの様子は、過去の記事をチェック!

トモ清水のガッ釣りソルト「マイクロショアジギングin小笠原 前編」

 

トモ清水のガッ釣りソルト「マイクロショアジギングin小笠原 後編」

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