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ガルツー・津輕辰彦がロッドの持ち運びにおける注意点を解説

寄稿:津輕 辰彦
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釣りに行ける日を待ち焦がれながら、日々釣り欲が高まる日々が続いている方も多いと思います。

ところで皆さんは釣行時、どのようにしてロッドを運んでいますか?

私は友人と一台の車に同乗して釣りに行くことも多いのですが、ロッドの持ち運び、もっと言うと、持ち運び時のラインの処理には何通りかパターンがあるように思います。

今回はロッドを持ち運ぶ際のラインの注意点についてお話ししたいと思います。

パターン①ガイドにラインは通さず持ち運び

いつもかなり時間に余裕を持って行動をするタイプの友人は、ガイドにラインは通さず、釣り場に到着して、ボートのセットが終わってからゆっくりとガイドにラインを通しています。薄暗い中、ガイドにラインを通していくのが至福のひとときでもあるんだとか。

 

パターン②ガイドにラインを通してルアーもセット!

意外と(?)多いと感じているのがこのパターンです。

家でロッドとリールの組み合わせを選び、ラインを巻き替え、テンションが上がりそのままルアーもセット!という感じだと思います。

この方法は安全面からあまりオススメしません。

 

パターン③ガイドにラインを通すだけ

私はこのパターンです!

ガイドにラインを通して、ループノットで作った輪っかをリールのハンドルにかけておき、現地でルアーをセットします。

私がルアーをセットしない理由は2つあります。

一つ目は前述したように、安全のためです。

ルアーをセットすることにより、フックが露出しているケースが多々あります。移動中に衣服や車のシートにフックが刺さってしまったり、場合によっては手などを怪我してしまうリスクが高くなります。

二つ目はレイクの状態を確認してからルアーを選びたいからです。

自宅で準備をしている際、ロッドやリールを選んでいる時点でその日の釣りの大まかなプランは立てていると思います。しかし自然は、ちょっとした天候や気候によって状態が変化していくものであり、私の場合は実際にレイクの水の色泡立ち具合カレントの有無などを見ないとルアータイプカラーを決められないのです。

 

ガイドにラインを通しておく場合の注意点

ここでは私が釣行に行く際、ガイドをラインに通して運ぶときに気を付けていることをお話ししようと思います。

まず、ラインをガイドに通している場合はリールのドラグをやや緩めにしておいた方が良いです。

ガチガチに締め込んでしまうと移動中の振動などでリールのハンドルが回されてラインのテンションがきつくなり、ロッドの破損につながってしまうリスクがあります。かと言ってドラグをゆるゆるにしてしまうと、いつの間にかラインが弛んでしまい、トラブルの原因にもなります。

また、スピニングタックルの場合はラインを通さずに持ち運ぶことが多いです。理由は細めのラインを使う事が多く、持ち運び中にラインに傷が入ることを防ぐためです。

ちなみに持ち運び時はロッドベルトとロッドジャケットで5本くらいをひとまとめにしています。

スピニングロッド用の内径が太いロッドジャケットを使って、数本をひとまとめにしてロッドベルトで束ねておきます。私がメインにしているレンタルボートスタイルだと収納スペースに限りがあり、ロッド1本ずつにロッドベルトを使うと結構なスペースをとってしまうためです。

ぜひロッドの持ち運びに悩んでいる方は参考にしてみてください。

 

津輕 辰彦(Tatsuhiko Tsugaru) プロフィール

津輕辰彦(つがるたつひこ)…1986年生まれ。プライベートでもハードベイトしか投げないハードベイター。特にスピナーベイトを得意とし、H-1グランプリではマスターズカップを2勝している。通称ガルツー。スポンサー:ノリーズ、アザーセルフ、ハヤブサ、フィッシングガレージブラック
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