【疑問が解消される家邊克己のQ&A】「釣りフェスティバル2020」で集まった疑問・質問について詳しく回答!(後編)
Q.潮流を感じる方法は?
流れを感じるには、まず狙った所に投げれているかが重要です。
まず狙った場所に投入後、カウントしてトィッチを入れた時にジグヘッドがどこにあるかを感じられるはずです。
それで、狙った場所から何方の方向にどれ位の速さで動いているのかが分かるはずです。
左から右に流れているなら次に左方向の潮上に投入して釣るわけですが、その場合ジグヘッドの重さが通常よりも潮に乗るので軽く感じます。
これが潮下に入るとジグヘッドが潮に逆らうので重く感じます。
どうしても潮流を感じたければ、川の流れの中で釣りをすると感じられると思いますが、潮流が分からないと言われるほとんどの方は、きちんと投げられていない方や、ジグヘッドが狙いの棚(レンジ)まで行った時に、ラインを張れてなくてジグヘッドの存在がわからない方がほとんどなので、その点を修正していただければわかると思います。
Q.当たりが分かりません…。
ラインをシッカリ張れてますか? ラインが弛んでいるとアタリは感じ難くなるのでその点をご確認ください。
Q.アジングの醍醐味はメタルジグではなくワームにありますか?
醍醐味というか僕の場合は今のプランクトンパターンが好きなのでワームを使います。
潮流の変化や風を読み、プランクトンが溜まるポイントを特定してそこを狙います。
そう言う読みが全て当たれば釣れるのでそれが堪らなく面白いです。
Q.コントロールの良い投げ方とは?
コントロールというのはロッドを使って投げる訳ですから、目標物にティップ(竿先)を向けたらそちらに飛んで行きます。
あとは手を離すタイミングを覚えれば誰でもコントロール良く投げることができますよ。
Q.1年間通した鯵の習性と行動パターン、それに対してどう攻略して行くかを教えて欲しいです
これは地域によって違いますからなんとも言えませんが、僕がアジングを覚えた愛媛県の場合を言うと、春は産卵の時期です。南の方から順番に北に上がって6月時分まで続きます。
その後は夏になってサイズが落ちますが、豆アジの数釣りの季節になります。
南から北まで長いので、その場合は南の方のアジは回復して良型が釣れる時もあります。
秋から冬にかけてはサイズも数も釣れるアジングのベストシーズンになってきます。
そして冬の季節風が吹くようになると釣りにくくなりますが、風の影響で波が起こり、海中の酸素濃度が上がることで活性の高い良いサイズのアジが釣れ出します。寒さに耐えたのが報われる季節です。
攻略方法は、1年を通じてアジはプランクトンしか食べないので同じです。風が吹こうが無風だろうが潮が早かろうが遅かろうが、どの様な状況でも変わらない釣りをする必要があります。
いかなる状況であっても此方のアプローチの仕方を変える事で水の中のジグヘッドワームは同じ状態にできるので簡単ではありませんが、それを目指してアプローチしています。
Q.軽いジグヘッドでのボトムパンプがうまくいきません。どうすればうまく動いているか知りたいです。
それは無理ですよ(笑)。軽いですから自分のイメージよりゆっくり沈んでいます。
ですから軽いジグヘッドでは非常に分かりにくと思います。
Q.アジングの7割は道具という事ですが、リールの良し悪し、バランスについてどのようなものが良いのでしょうか?
アジングにおいてリールの役割は、巻き取ることとアジとのやり取りの際のドラグ性能だけだと思っています。
まず大きさですが、アジングロッドはリールシートからバットガイドまでの距離が短いです。つまり、スプール径が小さい程放出されるラインのコイル径が小さくなるので、ガイドに入る時の抵抗が小さく軽いジグヘッドでも飛距離が出ます。
そして巻き取りに関しては、僕のアジングは巻きの釣りではなく、スラックを取るために巻いているだけなのでハイギアも必要ありません。
ハイギアだとスラックを巻取り過ぎてしまうので、ローギアを使用します。
後はドラグ性能ですが、これはグリスをアジング専用グリスのメタグリスに変更することで殆どの場合対応できます。
ロッドとのバランスは大体フロントのリールフットあたりに持ってきたいのでその辺りでセッティングしています。
以上で、質問への回答を終わらせていただきます。ぜひ皆さんも参考にしてみてください。
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