動かし方を説明するにあたって、イメージしてもらいたいのは、目の前にあるストラクチャー、中に入れるタイプのカバーがイメージしやすいかもです。
そして、カバーの中よりも外。魚は外に浮いてます。目線は上め。ここまでまずイメージしてみてください。
ちなみにカバーの中に入っている時期には、サイズ感よりもキャスト精度重視の4.8インチをチョイスします。
さぁ、いよいよキャスト。
ストラクチャーに対してタイトにキャスト。着水後、フリーフォールで2秒ほど沈めます。ちょうど、ブルフラットが見えなくなるところからもう少し沈めます。
このブルフラットが見えなくなる位の水深がまさにこの時期のストライクゾーンです。
ブルフラットが見えなくなった瞬間から1秒程がバスのテリトリー。まずここに入るタイミングが1回めのバイトチャンスです。やる気のあるやつは、ここで食います。
見えなくなって1秒後、ロッドを立てて、ブルフラットを水面までというか、目視出来るところまで持ち上げます。
スーーっと持ち上げてもいいですし、3回トゥイッチで首を振らせるのも効きます。ここが第2のバイトチャンスです。
バイトチャンスというか、この動作こそが、この釣りのキモになります。
バスのテリトリーに入れて、あえて一気に抜く。
楽勝で食えると思っていたやつが思ってたより動けた。目の前から逃げていった。と思わせることが重要。
水面付近まで持ち上げたら、またフリーフォールで見えなくなるところまで沈めます。
ここが第3のバイトチャンス。
第2のバイトチャンスに行ききれなかったやつ、ちょっと引っ込み思案なやつがここで食います。ここで食うパターンは、重くなるだけのあたりが出やすいです。
この動作を2回繰り返して回収。ワンキャストで6回のチャンス。お得感めちゃありますよね?なにより、あのバイトシーンを目撃できたらもう言うことなし!
…と、いくら文章で力説してもイマイチピンときませんよね。
安心してください。こちらの動画に動かし方からバイトシーンまで収録しています。
いかがでしたか? これ、バス本人もびっくりするくらい、凄まじい勢いで食いにきます。ほんと、ブルフラットが見えなくなる場所から、腹を見せて食いにきます。
この水温で、この食い方するのか!という感じ。
私は大会中にこの方法で釣れるともれなく声が出ます。 この方法で、この食い方で、2度のお立ち台経験があります。気持ちの中では優勝でしたけどね。
いや、これを目撃できたら優勝です。思い出しただけで興奮してしまいます。優勝です。
私はこの釣りに出会うまで、早春がめちゃくちゃ苦手でした。
スローな釣り。 ルアーをビタッと止める釣り。
このリズム感がどうも苦手で「もうイヤ」ってなっていたんです。 文体からも伝わると思うんですけど…黙って(じっとして)いられないんですよね。僕。
動き続けたい、ロッドを動かしまくりたい!
きっと私と同じように動きまくりたい方は多いはず。そんな方にこそ、オススメしたい釣りになります。
めちゃくちゃテンポがいい、めちゃくちゃキャストできる。とにかく釣りしてる感が半端ない。
八郎潟だけでなく、共通するポイントは必ずあるはず。ぜひ、みなさんのフィールドでもお試しあれ。