皆様、初めまして菅谷淳一(すがや じゅんいち) です。
今回は関東のメジャーリザーバー (津久井湖、相模湖)で私が実践する”春のビックバス待ち伏せパターン”というテーマに沿いながら、私の考えやエリア選択、またはオススメルアーやタックルなどの紹介をさせていただきます。
菅谷 淳一(Junichi Sugaya) プロフィール
晩秋から早春までの流れ
まずは、シーズナル的なことから解説していきます。
晩秋から冬に向けて、水温が徐々に落ちていくことでバスの活性も低下。それによって多くのバスは、水深の深いポジションへ移動します。
特に水位の変動が大きいリザーバーでは、バスはシャローフラットから姿を消し、急深な岩盤エリアや水深のあるフラットエリア。またブレイクや沈み物などに移動します。(湖の水位の増減や水中の酸素含有量によって数字での表記は難しいですが、津久井湖では冬、水深25m位迄バスはキャッチされます。)
その後、季節が進み水温は下がりきって安定。水温が低くても安定しているので、湖の生き物は動き易くなるのか、ウグイやマス類が回遊ししたりワカサギの産卵行動が始まるなど、少しずつ湖が春に傾きだしていきます。
早春のポイントの選び方
バスも春を意識し始め、ベイトフィッシュの動きにリンクしたり、温かい水を求めたり、またスポーニングを意識してか、スポーニングエリアのシャローにポツンと現れたりと、少しずつ動きが確認できるようになっていきます。
私はこのような、水深の深いポジションからシャローに移動してくる(差して来る)春を意識したバスを待ち伏せして、例年ビックバスをキャッチする。そんなイメージでポイントをセレクトしています。
具体的に私が考えているキーポイントは、
1, ベイトフィッシュが目で確認出来る場所
2, 周りより水温がスポット的に高い場所(温かい水が流れ込むインレットや日当たりが良く風の影響を受けにくい場所)
3, ディープに隣接する、沖に伸びたストラクチャー(地形の崩れやレイダウン、係留船のロープ等)
4, 流れが有る場所(反転流など)
これらのことを意識しながら、ポイント選択をしていきます。
ワカサギの産卵行動に絡むバスへのアプローチ方法
特に春は様々な要因(気温、風等)で、湖のコンディションが変わる事が多いです。
相模湖の桂川上流部の、ワカサギの産卵による川への遡上に絡むバスの行動は、比較的期間も長くて広範囲のアプローチでも、バスがキャッチされています。
ですが、私が展開する春のワカサギ遡上パターンというのは、その時が旬のポイントで、しかもピンポイントへ狙って待ち伏せして、ビックバスをキャッチするパターン。
ワカサギの産卵に絡む遡上は大きな湖や川だけではなくて、例えば本湖の小さなワンドの奥のインレットや枯れてしまった沢の跡にもワカサギが遡上し、それを狙ってバスも差してきます。
しかもワカサギが集まる範囲は狭くて、ワカサギが複数居ればバスも密集、時合いさえ合えば短時間に複数のビックバスをキャッチするチャンスがあります。
ハマると連発が期待できるワカサギ遡上パターン
実際に3月の津久井湖本湖の小規模インレットで、約1時間位の間に50アップ2本を含む計6本、しかも全てが40アップのビックバスをこのパターンでキャッチした経験があります。
その時は、ワカサギの群が沢の上流部へ遡上しているのが目で確認できたので、近くのストラクチャーにPEラインをセットしたジグヘッドワッキーを引っ掛け、少し離れたポジションからスローなリフト&フォールでアプローチしていると次から次へとバスがバイト!
とてもエキサイティングな釣りを経験できました。
ワカサギ遡上パターンにオススメなタックル&ルアーをご紹介
その他、ワカサギ遡上パターンに使用するリグは、I字系ルアーやジグヘッド、ダウンショットのミドストなど、横の動きを意識したリグがオススメ。
またインレット近くに、ゴミ溜まりなどのカバーがあればテキサスリグでチェック。
では、私が普段ワカサギ遡上パターンで使用しているタックルをご紹介!
ロッド:スペルバウンド サーキットクラス( SBCS-607T2)【 エンジン】
ライン:キャストアウェイPE(25Lb) トルネードVハード(2号)【サンライン】
ルアー :アライブシャッド3in エコモデル(ネオンワカサギ)【チーム矢口】
ジグヘッド:スタジオ100カスタムジグヘッド(2.2g)【エンジン 】
ロッド:スペルバウンド サーキットクラス(SBCS-600SLH2MG)【エンジン 】
ライン:シューターFCスナイパー インビジブル(3Lb)【サンライン 】
ルアー :SUH7(スカッパノン)【エンジン 】アライブストレート(ブラック、レッド)【チーム矢口 】