今江克隆のルアーニュースクラブR 第992回「春の幻…遠賀川戦のプランを公開」の巻
難解な「ツワリモード」のプリメスの食わせ方
さらにコンタクトスポットを見付けたからといって、何を投げても釣れる訳ではないのがブリブリMAXなプリメスの難しいところである。

今試合ではバススピニング史上初の「T1100G」と「M40Xナノアロイ」をブランクス全身に投入した「折れないポッキーシェイク」も遂に完成をみた。「スキニーイール」とは最高の相性の超軽量超高感度ハマリングシェイカーだ
時期的に「ツワリモード」と呼ばれるこの時期は、ライトリグ、小さなワームにアドバンテージがある。しかし、ここで同じライトリグ系でもひとヒネリ効かさないと食わせられないのも、警戒心が強く神経質な「ツワリモード」の難しさだ。
そのヒントは小さな石や杭、藻パッチのひと茎ひと茎を舐めるようなデッドスローの中に「自然に起きたようなリアクション」を交えることだ。
このリアクションが何気に難しい。人間が意図的に「操作」で起こしたリアクションはほぼ見切られる。
一番よいのは偶発的に自然が起こすリアクションなのだが、言い換えれば「根掛かりを丁寧にほぐす途中で起こる自然なハングオフ」である。これも焦ってほぐすとルアーがワープし、「自然さ」がなくなるので、イメージでは「1cm単位でルアーを動かす」ほどの丁寧さと集中力が必要だ。
そしてさらに決め手となるのが、自然なハングオフの後、ルアーがどう動くかである。
即ちハングオフの後のルアーの動きも「生き物を連想させる動き」が備わっていることがとても重要になる。簡単に言えば「人間の意思から離れたルアーが自ら出す動き」の善し悪しが最後の決め手である。
キャロライナリグやジグヘッドリグであれば、ハングオフ後のナチュラルフォール時のワームの自然な動き、スモラバであればハングオフ後のショートフォールからの着底後のフレア+αがキモだ。フリーリグ系ならシンカーがハングオフした後、フリー化したワームがどんな動きをするかが重要になる。

フレア後にゆっくり垂直まで自然に立ち上がる「エリートクロー・ハイフロート」、ハングオフ後のこの自然な動きは抜群に効いた

「吊るし」てもハサミの浮力で素晴らしい水平姿勢をキープし、同時にオダや岩でのスタックレス性能も最高だった。
ただ、何が一番重要かは、ブリブリメスが口を使う最大1m四方のピンスポットを絞り切れる経験が一番モノを言うことは言うまでもない。
「ここにいる、ここで喰う」と確信できる、竿を通じて伝わるボトムのピン的感触を知っているかいないかで、それから後のルアーの通し方、集中力に雲泥の差が出てくるのだ。むちゃくちゃ集中しないと釣れないと思ってもらって間違いないほど、ブリブリ君は手強い。
主力ルアーを全公開!