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今江克隆のルアーニュースクラブR 第992回「春の幻…遠賀川戦のプランを公開」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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2020年JB・TOP50シリーズ開幕戦ゲーリーインターナショナルCUP遠賀川戦(福岡県)は、開幕6日前に急遽行われた福岡県知事の新型コロナウイルス感染に関する不要不急の外出自粛会見を受け、まさかの直前延期となった。

コロナ感染の終息が未だ全く見えない現状、事実上再開催の目処の立たない無期限延期である。すでに1週間以上練習のために滞在していたプロも多く、自身も2回に亘る述べ1週間の練習が水の泡に帰した。

本来ならば今週は試合のため休載なのだが、開幕戦のために練習から得ていた情報を、全て無駄にしたくないのでココに書き残しておきたいと思う。

幻となった遠賀川戦、掴んでいたことは…

あくまで「タラレバ」だが、今回の練習ではかなり明確にプリスポーンのメスバスのステージング状況が把握できており、その釣り方にも特徴があった。

延期が決まるまでの前半3 日間は上中下流全てのコンタクトスポットから確認のため1本づつブリメスを抜いた。 2週間前にはもぬけの殻だったが、次々に入ってきている感触を得ていた

まず3月の初旬、第一次練習で遠賀川を訪れた際は、釣り方は突き詰めず、3週間後を見据えてプリのメスが差して来るであろうフラットに繋がる「上がり口」を探すことに専念した。

流れのある遠賀川では、上流中流下流でそれぞれ異なったパターンが存在するが、基本は「逆ワンド状」に流れをプロテクトしながらも安定した酸素供給があるフラット(完全止水はNG)への上がり口、その一段深い場所にメスは複数でステージングするケースが多い。

遠賀川水系と霞ケ浦水系との典型的な違いは、遠賀川は同じマッディウォーターでもバスの生息する水深が比較的深いこと、種の違いか非常に神経質であることが言える。これは激流化することのある護岸中心の河川の場合、バスが流れをよける術が「カバー」ではなく、底荒れししにくい「水深」しかないからかもしれない。

春のお宝場「差し口・コンタクトスポット」探しのキモ!

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