キーは「リングビアウォーレイ」
なぜハマっているのか、どんな釣り方が有効なのか。 その辺りをじっくり解説したいと思う。
ハマる要因。これは実に様々なことが考えられ、ここに挙げてみると「ベイトの変化」や「水質の変化」「ウィードの減少」…と、数え上げたらキリが無い。
ひとつ言えるのは、これが自然という事。
釣り人の都合で自然はもちろんコントロールできない。そんな中で、魚を獲るには釣り人が今の湖にアジャストすることが必要。
今年の琵琶湖の特長
今の湖、今年の琵琶湖はというと、やはりブルーギルが相変わらず少なく、バスが依存しているベイトは公魚(わかさぎ)やモロコ、ゴリやエビだと感じている。
特に再現性の高いのはゴリやエビを食べている個体を狙うこと。 こういった個体は移動も少なく、安定して釣れている。
カバースキャットの使いどころ
では、どこにエビやゴリを食べている個体がいるのかというと、メインで狙うのは南湖の”リングビアウォーレイ”。
いわゆる付着藻類でウィードの一種。釣り人の間では「サダコ」や「ごはんですよ」と呼ばれ、ルアーにまとわりつく厄介者として知られている。
このリングビアウォーレイ。 湖底に張り付くように生えるのだが、小さなエビやゴリなどにとっては、恰好の隠れ場となる。 ウィードが減少していることも相まってか、ベイトフィッシュも豊富に居着くというわけだ。
ハードベイトには藻が絡み、テキサスなどシンカーを装着するリグだと埋もれてしまい、結果としてリングビアウォーレイが絡んでくる。
そこで、引っかかる要素が少なく、ノーシンカーでも十分使い切れる重さのあるカバースキャットが、ここで有効となってくる。
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