野池でのバリキシャッドの使いどころ
春は、浅いエリアと深いエリアが隣接しているブレイクにいる傾向があるので、浅い側と深い側どちらも狙います。
このようなポイントでは、ウェイトフック仕様にしてボトムまで落とし、ブレイクや岬の地形に沿ってボトムリトリーブをよく使っています。 野池では、秋から春といった虫や甲殻類が減ってきてメインベイトが魚になっているタイミング。 リザーバーや、川のバスでもメインベイトが魚だとかなり有効となります。
また、水面の水温が下がり、トップよりも下の中層でサスペンドしている状況などの時にバリキシャッド4.8inchのミノストでサイズ問わずに良く釣ることができました。
野池のパターンとしては、濁りが強めの野池をあえて選んでいます。
バリキシャッドは波動と水押しの強いワーム。さらにミノストでのアクションはラインを弾いてアクションするので、水を切る糸鳴りを春の神経質になりがちな魚は嫌がる傾向があり、クリアな水質はあまり良くないと思ってます。
クリアな野池で釣る場合は、ラインを細くして使うのがオススメ。また、あまり強くラインを弾かなくてもバリキシャッド波動でアピールできます。
4月以降は魚がどんどん岸に寄ってくるので、日当たりの良いシャローエリアと、身を隠すことのできる日の当たるカバー。また他のシャローエリアより水深のあるエリアで魚を探します。特にワンド状になっている地形のある池や、岬などのある池は実績多数。
リザーバーならは大きく沖に伸びている岬で、風の当たってるエリアや当たっていないエリアどちらも狙います。
岬状のエリアではウェイトフックを使ってボトムコンタクトしながらのリーリングや、フットボールシンカーを使ったミノストなどで中層やボトムから岸に追いこませるイメージですね。
冬から春にかけて降る”暖かい雨”は、魚の活性をかなり上げるので、水面直下や見えるか見えないかのレンジをミノストや、ウェイトフック、ネイルリグを使って誘います。
雨やローライトコンディションの時、また護岸沿いの浅いエリアなどでは、ウェイトフックまたはネイルリグで水面直下で使用。 ブレイクや、深いレンジでは重たいジョイント式フットボールシンカーやウェイトフックボトムリトリーブなどで使います。
使い方なんですが、まずメインは状況を見るという理由で、バリキシャッドの3.8inchのフットボールシンカー5gを投入。
重さは狙うレンジで変えますが、足下を狙う時は、重め10gを使用し移動距離を抑えたアクションが出るように。基本的にはバスに沖から岸に向かって追い込ませる様なアプローチをイメージしています。
ブレイクを狙うときは、ミノストやウェイトフックを使って、リトリーブも岸に近い沖にキャストして並行に誘ってきます。 ブレイクラインやカバー周りは、この「バリキシャッドのミノスト」を使用することがほとんど。
ボトムまで落としてそこから誘っていくのですが、ミノストをしなくても、そのままボトムコンタクトしながらのスイミングが効果的な場合も。状況により使い分けることがキーになります。
僕がミノストをする中で大事にしてることは”リズム”。
一定のリズムでアクションをつけて、ティップに少し重さを感じなら巻いてくるのがキモです。
水面直下のリトリーブは、視認性の良いカラーを良く使うので目視できたり、手元に来るようなバイトが多いんですが、ミノストの場合バイトはラインを弾いてる時に”ティップに帰ってくる重みに違和感やラインが走るような”感じで出ます。
で、カバー周りは少しゆっくり目に。 周りを誘って反応がない場合はカバーをそのままのタックルで撃つこともできるのもこのミノストのメリット。
カバーを撃つ時は直ぐにボトムに落とさずに、シェイクしながらボトムに落とし込んで誘います。 魚が確実にボトム付近にいるような時はシェイクした後、ラインをすぐに出してリアクションを狙う場合もあります。
バリキシャッドの3.8inchや4.8inchは、小バスから50アップまで幅広く釣る事が。 特に、冬から春にかけて釣れる魚は食べる体力のあるコンディションのイイ魚が反応してくれます。
クリアな水質で魚をよく見かけるけど、反応しない…なんてときは、食わせのためにベティ5.9inch【ガンクラフト】のカバーネコリグを使用。
カバーネコリグは引っかかりにくく、カバーの奥に入れ込んで、落とし込む事ができます。 その時にすぐにボトムまで落とすのでなくシェイクしながらゆっくりと送り込んでいくのがキモ。そうすることで魚の食べたいレンジに合わせる事ができ、ラインの存在も隠す事ができます。
シェイクして落とし込む時にティップが入っていく、またはボトムについてからラインが走ったりするバイトが多いので、ソリッドティップで、食い込みの良いロッドが良いですね。