ジグストで…
「ハードベイトじゃないんでしょうね。そもそも、本来、こういうカバーを春に狙うなら、ワームです。テキサスがいいですね。あるいはスイミングタイプのラバージグ。移動する前に投げてみましょうか?」
ラバージグのジグストと呼ばれるテクを繰り出す。細かくロッドティップを揺らし、時折、ボトムを取りながら中層でふわふわとラバージグを躍らせるイメージ。
「短い距離でじっくり見せることが可能です。あとは、藻に引っ掛かって外れた際のリアクションでバイトしてきま、あ、乗った乗った」
ロッドに重みを感じ、きいたところで走ったところをアワせた。まだまだ回復途中のほっそりとした46cmだった。
「春が進むと産卵で行動が鈍くなりますから、大型を狙おうと思ったらこういう釣りが有効になります。だんだんプラグの反応が悪くなりますからね」
それでもプラグで釣りたい場合には、ひと回りサイズの小さい元気なオスを狙うか、春の遅い標高の高い山間部の池を狙うといい。(写真・文 がまかつ)
GAMAKATSU(がまかつ)
1955年創業。大阪府大阪市に本社を置き、シンガポールに本店を置く。釣り竿、釣り針、ウェアなどをメインに製品を開発・製造・販売を行っており、ルアー部門では「ラグゼ シリーズ」が有名である。
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