【重要なのはコース取りとタイミング】水野浩聡の“ビッグベイト×スイムベイト”オカッパリでの使いドコロ。
こんにちは!
今週は冷える日が多いですねー。暖冬と言われた記録的な冬だったんですが、春に向けて三寒四温を繰り返していて、フィールドの産卵への進行は、まあ予想通り例年とほぼ同じような進み方かなと個人的には思っています。
まだまだアベレージサイズなんかは越冬していることが多く数が出ない中で、産卵への準備をするために動いてるバスがリンクする瞬間をいかにして捉えていくか?という釣りをすることが多い今日この頃。
どうしても一日の中で限られたタイミングを撃ち抜く、一瞬のタイミング合わせが必要なだけに、数は出ないけど、一発クオリティーの高い魚をどこで出すか、といった非常にスリリングでゲーム性の高い釣りとなることがほとんどです。
この時期出番が多いビッグベイト&スイムベイト
個人的には、最近はビッグベイトやスイムベイトの使用頻度が高く、水中の季節感を自分なりに把握するために投入しています。
ビッグベイトに関しては、広範囲サーチで食わせ能力が高いタイニークラッシュ【DRT】の他に、レイダウンなどの目立ったストラクチャー横をクイックに通して、リアクションさせる使い方をする時はチビタレルを使用。そして、暖かいローライトコンディションの時にはデラボールを使って、水面直下を広範囲に探っていきます。
ジャッカル公式「チビタレル」詳細ページはこちら
ジャッカル公式「デラボール」詳細ページはこちら
とりあえず、適材適所でこの三つをローテーションしていくことで、ビッグバスだけを狙ってバイトさせることができていたり、バイトまで至らなくてもチェイスやバスの出所を確認しておけば、どういった場所に魚がいて、その後どのような場所を重点的に攻めたらいいのか?という、釣りの目安ができるので重宝しているわけです。
タックルは…
・ロッド…ポイズン アドレナ172H【シマノ】
・リール…メタニウムDC HG【シマノ】
・ライン…レッドスプール16ポンド【ジャッカル】
今週ビッグベイトで釣ったタックルもコレで、足場が高かったので、53センチくらいのバスを抜き上げました。 不意にビッグバスがバイトしても、これならしっかりとキャッチすることが可能。
さて、このビッグベイトやスイムベイトに関しては、飛距離を出すことを意識したりすることはありません。どちらかと言うと、飛距離よりもそのコース取りが物凄く重要!
バスが着きそうだなと思える「一等地」だけをこれらのルアーでアプローチしていったり、陸っぱりでは、岸際を丁寧に通していったりするなど、何かしらモノの横や上を通してあげることが大切。時にはルアーが着水してから、良いコース取りを確保するために、ロッドを左右に動かして、自分で引きたいコースを作っていくことをします。
その時に、中途半端に短いロッドを使ってしまうとラインの操作(ラインメンディング)がしづらくなりやすいので、7フィート前後の長めのロッドを使用することをオススメします。
それくらい、コース取りって大事ですからね。
さて、バスに関しては産卵モードに入っている魚も出てきているので、場所に対する執着心を持った個体がいたり、ゆっくり大きく動くものに対して威嚇したりすることが増えてくる季節。
その習性を生かした釣りでもあるし、特にプリスポーンと呼ばれる産卵前のメスバスは、自分の目線や目線上でゆっくり大きく動くものに反応しやすいです。
僕自身も、一年の中で最もこれらのルアーの使用頻度が上がるのがこの3月!まだ、ネスト(産卵床)が作られる前の段階ですね。
そしてこのメスを効率良く狙うに当たって大事なのが水温! やはり、水温が上がるタイミングや上がりきった時の方がメスを反応させやすいです。
ということから、三寒四温の“四温”を狙う方が良かったりと思われがちなんですが、個人的にこれまでの実績としては、三寒の日の水温が上がるタイミングというのが狙い目。 人間的には寒くて辛い日であっても、寒いなりにわずかな水温上昇があるタイミングは狙い撃ちしやすく、そのタイミングだからこそ動けるバスを釣っていくことができます。
逆に四温の暖かい日は、ショートバイトが多かったり、スローなライトリグじゃないと食わなかったりする日も多く、結構シビアな時も多いんですね。
暖かい日がならば、雨などが絡むローライトコンディションや朝夕などの光量が少ないタイミングがこのテの釣りでは狙い目となります。
春のビッグは、場所とタイミングがとにかく大事!
天候の変化にはかなり敏感な相手なので、自分なりに場所選びやルアーセレクトの理由付けもしていきながら釣っていくと良いでしょう!
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