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【深場でビギナーにアジを釣ってもらうには?】ディープ攻略テク満載!家邊克己のアジング釣行in大分県

連載:家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」
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さーやんさんに実際釣りを始めてもらうと…

今回はこのタックルで行うことにしました。リーダーが1.2号と従来よりも太い理由は大分の場合、いつ尺を優に超えるアジが食ってくるかわからないので、飲み込まれた時のリーダー切れを防ぐために太くする必要がありました。

さーやんさんには最初「LHR–57」を使ってもらっていましたが、スローテーパーの「BCR–56」の方が使いやすいとの事で途中変更してもらうことに。

 

 

LHR–57

 

BCR–56

サーティフォー公式「LHR–57/BCR–56」詳細ページ

 

一通りのポイントレクチャーをした後に釣りを始めてもらいましたが、彼女の釣りを観察していると、1番需要なジグヘッドを投げる事ができていなくて、毎回毎回バラバラの投点になっていました。

現在のアジはプランクトンが固まっている所に群れるので、1匹釣れた場所にもう1度投げこまないと再現性がなくなります。

つまり、投げると言う事がアジングにおいて1番重要な作業になるのでこれを直さないといけないのですが、夜なので辺りは真っ暗。自分でどこにジグヘッドを飛ばしているのか確認ができないので取り敢えず今晩はそのまましてもらう事にして僕も釣りを始めることに。

 

風もなく潮も動かずの状況で苦戦

先ずは僕のパイロットである、「ストリームヘッド」(0.8g)で普段のように上から探っていきます。干潮で潮も動かず風もない撮影で、極めて珍しい状況で非常に釣りやすいのですが、こいう状況の場合はアジの着き場所がかなりシビア。

表層からからボトムまで探りますが、全く反応がないのでジグヘッドを0.5gに変更し、もう1度よりスローに細かく探ると、カウント20の辺りでスッとジグヘッドの重さが消え、いわゆる抜けアタリがあったのでアワセると22cmほどのアジがヒット!

幸先が良い! 干潮でも釣れてくれると、後の展開がすごいラクになるので再現性はどうかと同じレンジを探るとやはり釣れてくれる!

 

再現性を確認し、レクチャーに徹することに

潮も動かないので同じ場所に固まってくれていて、その後はパターンにハマりほぼ入れ食い状態。そこで彼女の方へレクチャーしに行くことに。

やはり巻く癖が抜けておらず、ロッド操作をしながらリールを巻いているのでジグヘッドが浮いてきてしまい、堤防際に来た時点では表層にジグヘッドがある状態。

飛距離があまり出ていないので、カウントを取れば何もしないでロッドを立てた状態でテンションフォールさせていれば、レンジはキープされているハズ。なのでそのまま待っていれば良いと伝えましたが、今度は普段巻きアワセのオートマチックなフッキングをしているので、アタリがあってもアワセができません。

アタリがあっても体が反応しないので、これに関しては僕も対処してあげられる事がなく、何か変と思ったらロッドをシャクって…、という間の抜けたことしかアドバイスができない(T . T)

それでも何とか釣ってもらい1日目は終わりました。

 

2日目も色々ありましたがそれは番組でぜひご覧になって下さいませ。

 

ディープレンジを攻略するためのキモ

ディープゾーンの攻略ですが、僕は例えば20mの水深を釣る場合5mの水深の4つ分と考え、表層の5mをレンジを細かく探り、いなければ次の5mという風に考えています。

そういう感じですると普段やっている水深と同じようなことなので、ディープと言っても構える必要はないと思います。

ディープを釣る場合に気を付ければならないのは、水深があると上潮と下潮の流れの向きが変わっている場合が多く、自分が釣るレンジの潮がどちらに流れているのかを考えて投入点を決めないといけません。そうしないとジグヘッドが馴染んだ時に潮下になっていると釣れないので注意が必要です。

それと深いからといって最初から重いジグヘッドでドーンと沈めても中々釣れることはありません。そこはいつもの通り細かく探る必要があります。

特に大分県の場合、沖のブレイクと堤防際が1つのキーになる事が多いので、そのあたりを考えながらポイントを探って行くとアジは見つけやすいと思います。

とにかく、ポイントが沢山あるので居ないと思ったら次から次へとランガンして行く方が1ヶ所で粘るよりも効率的と思います。

 

大分県で釣りをする際の注意点

それから重要な事ですが、このブログを読んだり釣りビジョンを見て大分に行ってみようと思っていただくのは大変嬉しいのですが、最近大分県の釣り場が釣り禁止になっている所が多くなりました。その原因の多くは、車の駐車と大声で話すなどの騒音と釣り人の出すゴミの問題のトラブルです。

これは全国どこも同じ問題で漁師さんや地元民の方達にご迷惑を掛けていている事が多く、地元民ではない僕らが行って釣りを楽しむ訳ですから、地元のルールを知らずに行う行為も当然あると思います。

ですので、注意をされたら素直に謝り地元の人達のルールに従う事が大事だと思いますのでくれぐれも皆様宜しく御願い致します。

 

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