【流れの中で釣る】サーティフォーの新作ロッド「HSR−63versionⅢ」を使ったアジングレポート(in三重県)
最近、お気に入りの新作ロッド「HSR−63versionⅢ」ですが、これを持って色々な地域で釣りをすることが多く、今週も三重でアジングをする際に使用してきました。
釣れるサイズ自体は18cm〜21cmくらいとまぁまぁ平均サイズなんですが、潮が結構流れる場所だったので、潮流の変化をテーマにこのロッドを使ってみました。
スローテーパーとファストテーパーの違いについて
スローテーパーのロッドは全体にもたれるような感じで潮の変化を捉えますが、この「HSR−63versionⅢ」はファストテーパーになっているので、モロにジグヘッドの重さの変化をティップで捉え、釣り人に伝わるようになります。
だから、ハッキリと潮流の変化も分かるようになるというわけ。
では、川のように流れている所で使うとどうなるの? という事で実践してきました。
前回の呼子も今回の三重も重なる部分があり、前回の呼子では潮の反転場所はハッキリと分かりましたが、使用していたジグヘッドが3gと重かったので、今回は0.8g〜0.5gの軽量ジグヘッドを使用。
このロッドは軽量ジグヘッドも使用しやすいファストテーパーのロッドなので、そこで実力を発揮させたいと思います。
ポイントに入ったのは日が暮れてからだいぶ時間が経過した午後8時過ぎ。
しかも、あいにくの雨模様で満潮が午後9時くらい。潮も全く動いていない状況で引き潮が入る10時過ぎから本番かと思ってました。
今回主に使ったタックルはこちらです。
ロッド:HSR-63 versionⅢ【サーティフォー】
ライン:ピンキー(0.2号)【サーティフォー】
ジグヘッド:ストリームヘッド(0.5g〜1.3g)【サーティフォー】
ワーム:プランクトン(カラー:ともしび うこん ブラックチェリー)
先ずは「ストリームヘッド」(0.8g)に「プランクトン」のともしびをセット。
潮も流れていないので、表層から探ろうとカウント0から順番に探っていきますが、無反応で生命反応が感じられず、池みたいな海なのであらゆる方向に投げ分けます。
ライト周辺を重点的に探ったので、もしかすると暗い部分にいるのかもと、暗部に投げて表層を探ったら直ぐに綺麗なコッというアタリが! 反射的にアワセると一気に沖合に走ってジャンプ! 35cmほどの可愛いシーバス君です(T . T)
やり取りするほどのこともなく簡単に浮いてきたので丁重に海にお帰りいただきました。
しばらくすると、暗部の表層には細かいイワシが湧いてきてシーバスが盛んにライズをし始めましたので、暗部を避けて再び明るい所の表層を探り直すと突然コンッとアタリが。
またシーバスかと思いましたが、引き方が鋭角的だったので期待すると待望のアジ! 20cm程でしたが皆のテンションを上げるには十分なサイズ(笑)。
しかし偶然釣れたようで後が全然続かない(T . T)
仕方ないので潮が動くまで、移動しようと港内奥の方の船溜りで外灯が絡む所を狙って次々と探っていきます。
ですが、潮が全く動いていないので単発で釣れるだけ、アジの方向性がないのか全く再現性がありません。
どんどん港の奥の方に移動して、とうとう最奥まで来てしまい投げるとなんと2投連続で2匹釣れてしまいました。
とうとう溜まっているポイントを見つけたかと思ったのですが、後が続かず一体どうなっているのと疲れてきて、元のポイントに戻ることに。
すると、風向きが変わっていて変な方向から風も結構吹き、ラインをコントロールしづらく釣り難い状況。
しばらく粘りましたが、ダメなので場所移動を考えたのですが、最後に重いジグヘッドを試してなかったのを思い出し、1.3gに変えて沖の表層を釣ると直ぐにアタリがあり、釣れました。
風が右斜め後ろから吹いているので、沖に餌が溜まっていて釣れたのかもしれません。
もう1度同じ場所を狙って投入しましたが、風が安定しないのでここでも再現性がなく、今日はこの場所はもう見切ろうと移動しました。
大きく場所移動して入ったポイントは…
その日は潮が小さいので、少しでも潮通しのイイ場所を求めて入った場所は、対岸との距離がなく海が狭くなった水道。
ここは水道なので潮が小さくてもかなりの勢いで潮が流れます。
着いた時は右方向に流れていましたが、釣り始めると左方向に動いていて釣っている途中にもコロコロ潮の向きが変わります。
そのたびにキャスティング位置から全て変えないといけないし、何よりアジから全く反応が返って来ません。
どうも潮の流れが早くてプランクトンの溜まる場所が、仕掛けの入るトコロに対応できないので、溜まる場所を探そうと水道沿いにテクテクと移動していきます。
歩きながら打っていくと大きな橋が掛かっている場所に到着。その下にクッキリと明暗ができていて、そこに行った時にライズが見えました。
丁度その時は潮が左から右に変わるタイミングで、潮が緩んでいる時間帯。
その明暗の場、所で潮が溜まるポイントができるようでそのタイミングでアジがエサを食べるのではないかと考えました。
ライズのあった辺りへ「ストリームヘッド」(0.5g)でカウント0のど表層で探ると、明暗に差し掛かった時にガツンとアタリが!
上がってきたのは20cmほどのアジですが狙い通りに釣れたのでメッチャ嬉しかったです!
その後も右から左、左から右向きは関係なく、潮が緩む度に何匹か釣れてくれるので、これがこの場所のパターンのようで、結構面白く潮待ちしている時間が意外と楽しい(笑)。
このような感じで、プランクトンパターンの場合は何処にプランクトンが溜まるかが1番重要で、それさえ分かればアジが居ると釣れるハズ。
状況が変わって流れの変化が出た時のチャンスを見逃さない様にして欲しいですね。
この様な流れの変化に対して軽量ジグヘッドを使用しても違和感なく使える「HSR−63versionⅢ」のポテンシャルは、重いジグヘッドを使った40cmクラスのギガアジ狙いから、超軽量ジグヘッドを使った表層の釣りまで幅広く対応でき、今回もその威力を発揮してくれました。
色々なロケーションで使えると思いますのでぜひ発売されたら新しい感覚のファストテーパーを楽しんでください。
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