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【春バスシーズン目前】早春のメジャーリバー攻略のキーポイントとは。

寄稿:白川 健一
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みなさんこんにちは
JB九州をメインに活動している山口県在住の白川 健一(しらかわ けんいち)です。

早いもので2月に入りましたがみなさんどのように過ごされているのでしょうか?
私は例年の如く、1~2月はトーナメントシーズンに向けての準備で、ボート関係・タックル等のメンテナンス、トーナメントフィールドの魚探掛けに時間を費やしてしまい、なかなか釣行の時間が取れないのが現状。

そこで、JB九州第1戦に向けて私がどのように早春の遠賀川どう攻略するか?ということをご紹介したいと思います。
(まだ攻略しきれてはいませんが…泣)

もちろん、遠賀川に限らず全国のフィールドでも言えることですので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

白川 健一(Shirakawa Kenichi) プロフィール

JB歴20年、現在はJB九州(福岡県:遠賀川・佐賀県:北山湖)に参戦中。 NBC広島、福岡、北山湖にスポット参戦。 得意なフィッシングスタイルはサイト、得意なフィールドはクリアレイクの弥栄ダム。 山口県山口市在住(50歳)/サンラインフィールドテスター・レインプロスタッフ ・2004年 NBC山口(小野湖)年間1位 ・2006年 NBC弥栄(弥栄ダム)年間1位 ・2009年 NBC弥栄(弥栄ダム)年間1位/JB九州 年間10位 ・2010年 JB九州 年間6位 ・2014年 JB九州 年間8位 ・2018年 JB九州 年間3位

 

地形を把握することが重要

遠賀川は大きく分けて、上流・中流・下流と3つのエリアに分けられますが、基本的にリザーバーと違って目視での地形予測ができません。

特に中流・下流は変化に乏しく、魚探を掛けて地形を把握しないと攻略の糸口もわからない状態。

と言うわけで、遠賀川全域で魚探掛けによる地形・地質・沈み物…etcの把握するということが必要不可欠となってきます。

 

①魚探を掛ける代表的なエリア

上流域~ショアラインには変化が確認できる。(石積み・テトラ・橋脚・杭…etc)

中・下流域~ショアラインの変化に乏しい(コンクリート護岸・水路・橋脚・H抗…etc)

 

②魚探掛け

全域の魚探掛けが必要。エリア全域において目視での変化に乏しいのですが、実際のところ全域に見えない部分で地形変化やストラクチャーがあるので魚探掛けはやはり重要です。

魚探を掛ける目的は地形を把握することなんですが、具体的には以下の2つが目的。

・等深線作成の為

・沈み物等のポイント登録

 

③リーフマスター

レイダウンや岩といった沈み物のポイントを登録するのはもちろん、魚探掛けを元にマップを作成しGPS魚探にマップを導入。

 

このように、細かい部分まで把握していくことが遠賀川ではキーとなります。

 

早春のバスの動き(2月下旬~3月)

この時期は気温と水温の上下動が激しく、暖かい日が続くとバスからの反応は得られるのですが、急に冷え込むとルアーに対する反応がまた鈍くなることも。

水温が高くなり安定すると、バスにとっての一大イベントのスポーニングが1つのキーワードとなります。 ディープで動いていなかったバスがスポーニングを意識しはじめると、ブレイクやストラクチャーに身を寄せながら、シャローに上がり始めるのです。このタイミングで急に冷え込んだりすると、再びブレイクやディープに戻ってしまうことに。

シャローに上がったバスはスポーニングを意識しており、体力を蓄える為にベイトを活発に追うようになります。 冬の間、満足にベイトを捕食することができなかった分、水温の上昇とともにバスの活性も上がり、活発にベイトを捕食し始めます。

このような状態になると、バスは徐々にシャローに上がってくる頻度が高くなり、ルアーに対する反応も良くなってくると言えます。

 

この時期バスがいるポイント

1.ワンド

バスにとってスポーニングエリアとなるワンドには、ネストを作る場所を探しているバスが多く産卵に向けて捕食を繰り返すので比較的エリアを絞りやすい。

→遠賀川のワンドは上流エリアの一部分のみ。あとは魚探掛けしてリーフマスターにて作った地形ワンドのコンタクトポイントとなる水中岬を重点にチェックする。

スポーニングエリアとなる2つの条件
①フレッシュウォーターであること(酸素量が多い、きれいな水。反対に水の動きが少ないエリアはお勧めできない)

②ハードボトムであること(底質が石や砂利質。ボトムが泥の場所はお勧めできない)

 

2.シャロー

ディープエリアから上がってきたバスは、冬場に水温が低くなかなか捕食出来なかったバスがシャローでベイトを活発に追う。

→①ディープが隣接しているシャローエリア

天候の変化で水温が下がった時に、バスが避難できるポイントを選択するようにしたい。

→②ベイトの存在を重要視する

バスはベイトフィッシュを捕食する為にシャローに上がってくるのでベイトフィッシュがいるところにはバスがいると思って良い。

 

3.ブレイク

ディープからスポーニングエリアとなるワンドに入りたいが、水温が上がりきらないときや急激な天候の変化のときにバスは、その手前のブレイクにつく。

 

使用タックルはこんな感じ

シャローエリア


ベビーシャッド65SP【ラッキークラフト】

シューター・マシンガンキャスト 12lb【サンライン】

 


エコスワンプ【レインズ】/ジグヘッドワッキー

 

シューター・FCスナイパー BMS AZAYAKA 5lb【サンライン】

 

ブレイクエリア


ステイシー90SP ver2【ラッキークラフト】

シューター・マシンガンキャスト 12lb【サンライン】

 


フットボール(自作)+レインズホッグ3.5inch

シューター 14lb【サンライン】

 


エコGテールサターン【レイン】

シューター・FCスナイパー BMS AZAYAKA 4lb【サンライン】

 


ダウンショットシンカー【レイン】

遠賀川ではゴロタ石が多く根掛かりが非常に多発。そのためシンカーは丸型タイプではなくスリムタイプがオススメ!!

 


レーシングスワンプ【レイン】

トーナメント時にはこちらの競技特化型の”レーシング”タイプを使用します。

是非、お試しあれ!!

 

シューター(Shooter)

シューターはサンラインのバスフィッシング専用ラインブランド。フロロカーボンライン「FCスナイパー』シリーズや、ナイロンラインの「デファイアー」シリーズやマシンガンキャスト、そしてPEラインのステューターなどが特に人気を集めている。

 

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!

 

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