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【三原流バス釣り考察】デカバスキャッチの実例から分かった早春攻めのヒント

寄稿:三原直之
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こんにちは、イマカツ・プロスタッフの三原直之です。

三原直之(Mihara Naoyuki) プロフィール

東条湖をホームに2015年からTOP50メンバーとして上位入賞を繰り返すトップトーナメンター。トーナメントの傍ら、ヒューマンフィッシングカレッジのトーナメントスキル講師としても活躍中。

まず、フィッシングショーOSAKAに御来場くださった皆様、本当にありがとうございました。

フィッシングショーは、僕にとって一年に一度の大切な時間です。

なぜなら、ショーの時に皆様からいただくパワーは、僕が頑張る活力になるからです。特に今年は、「年間優勝してくださいね!」と言われ過ぎたので、来年こそは「おめでとう」と言っていただけるよう頑張ります。

トークショーも満員御礼で、ありがとうございました。

ちなみに、「西日本釣り博」でもイマカツ・ブースには「RRR(ロデオライドリバイバー)コーナー」がでっかく登場しますので、ぜひ手に取ってみてください。

東条湖でまさかの場所でモンスター捕獲!

さて、フィッシングショー中から釣り欲が溜まりに溜まりマクっていたので、僕のホームレイクである兵庫県・東条湖と京都府南丹市の日吉ダムに出撃してました。

まずフィッシングショー翌日の東条湖では、まさに東条湖モンスターな小顔な54cmを「Rヴァンガード」で仕留めました。

この日は、とても寒くて各地で凍結や積雪などがあり、冬らしい天候となったタイミングでした。

それまでの東条湖は、早春を思わせるかのような気候&バスの動きで、上流のシャローフラットで魚が見えたり等、中〜上流域に魚が差していました。

しかし、当日は結果から言えば、好調だった上流は全然ダメ…魚のストック量は間違いなく多いはずで、大潮が絡むタイミングなのに、やはり寒波の影響でバスが差して来ず15時までノーフィッシュの展開。

そのままボート屋に戻る途中、東条湖では珍しいぐらい水と風が巻いているエリアを発見し、寄り道した1投目で54cmが釣れました。

本湖から川筋に入ってすぐの岩盤帯エリアで、水深があって流れも弱いため、状況変化にも強く、安定感抜群のエリアです。そこに1日中吹き付けていた風の影響で、小さな岩盤岬の裏に風と水が大規模に巻いていて、そこにフィーディングに差してであろうという推測です。

いくら大潮だろうと、寒波が来るとバスは差し戻すのがこの時期です。そういう時には安定感のあるエリアで、フィーディングのバスを狙えばよいのだと、勉強になった1日でした。

やはり、答えは「現場」と「魚」にありますね。

早春シャローカバーの狙いどころ

続いては、京都府・日吉ダムへ釣行。

当日の日吉ダム周辺は、積雪&凍結するほどの寒波真っ只中。最上流・世木ダムの放水も雪シロの影響か非常に冷たく白濁りしていました。

日吉ダムは東条湖と違い、シャローにバスが差して来てもあまり着き場のないダムなので、差して来たバスはゴミ溜まりなどのフローティングカバーに着くことが多いのが特徴。

そこで。バスがカバーに入りやすいことを重視し、フローティングカバーの両サイドが急深なカバーのみを狙うことに。

「イールクローラー5.5インチ」の2.6gネコリグで撃っていき、表層直下シェイクで誘うといきなり釣れたのが59cmのビッグバスでした!

フローティングカバーの表層直下シェイクというのが何よりのキモで、ただただカバーを撃ってルアーをボトムに着けるのではなく、早春は圧倒的に表層直下が強いです。

その理由は、表層の水温が一番温まりやすいから

バスは太陽熱などで温まった水に居たいけど、何もない表層にポカーンと浮くような危ないマネはしないです。なので、表層に浮いているフローティングカバーに身を隠して、表層の温かい水で温まっているイメージです。

ただ、温まりたいだけなのでフィーディングモードでもなく、アプローチも非常にシビアです。

最近流行りのスモラバのパワーフィネスでアプローチをせず、敢えてネコリグでアプローチした理由もありますが、それは伏せておきましょう(笑)。

イールクローラー5.5インチ」の Newシナモン+「シリコンチューブ(ジーニアスプロジェクト)」+ガード付きマス針「ヘビーガードタリズマン」が三原流カバーネコリグのセッティングです。

ヒントを挙げるとするならば「バスからどう見られているか?」とだけ言っておきます。

寒かったり、暖かったりとバスの動きも早くて、バスの状態も気難しいタイミングですが、そこにこそもっと面白いバスフィッシングがあるのが2〜3月。この記事を参考に早春バスを仕留めていただけましたら幸いです!

春はすぐそこ、ガンガン釣りに行きましょう。

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