なぜクランク(HU-200・300・400)で釣れるのか
重心移動でクランクの中じゃ相当飛ぶ。
ラインテンションを掛けると浮力がかなり抑えられる。
この2つの要素がかなりキモ。
出典:ハイドアップスタッフ久次米良信公式ブログ「ほらほーでぇと叫びたい」
まず飛距離については、ショアで釣りの場合、言わずもがななメリット。沖めのブレイクやシモリ周りを狙う際はもちろん、より長くヒットゾーンを引けるため、飛距離は出た方が絶対に有利。
続いてアクションについて。 クランクを巻いてブリブリとしたアクションで食ってくることももちろんあります。
ただ、基本は一度ボトムに当てた後ロッドワークでスローに引いたり、テンションを掛けつつスローに浮き上がらせることで、ナチュラルなアクションを演出。水中を漂うベイトフィッシュや甲殻類をイミテートするというのがソルトクランクのミソ。 そのため、HUシリーズのクランクを使うことに大きな意味があるんです。
このアクションにより、ルアーをボトムから離さずゆっくり引けるので根魚やフラットフィッシュ、またボトム付近にいるベイトを捕食する真鯛や青物などにも効果的。 また、ボトムに当たったらそのまま浮かせるというテクも有効で、これはある種タイラバやインチク的な効果も期待できるそう。
イワシなどベイトフィッシュが中層にいる場合はレンジを合わせて、スローに引けば攻略可能。
つまり、中層からボトムまで、かなり幅広い状況でクランクが有効になるいうことが言えそうです。
どんなエリアを狙うのか?
ショアからの場合は、基本的に波止際のハードボトムや敷石などのリップラップ。
他、シャローに綺麗に並んでいるテトラ帯、シャローフラットに点在するウィードやシモリなどがメイン。
沖縄で展開したオフショアだと、水深15mくらいまでのエリアで、水面から下5mくらいまでの反り立ったシモリなどを目視、ドテラで流しつつそこに向けてキャスト。シモリの上を通過する際にテンションを掛けつつスローに引くと、下からガツンと食いあげてきたそうです。
忘れちゃいけないのが、ロングリップによる根がかり回避能力も、ショアの磯やゴロタ浜などから釣りをする場合には大きなアドバンテージに。
ただ、このあたりは実績が出ているというだけで、まだまだ未知数。 実際、吉田さんはサーフで試したりもしているそうな。
狙える魚(実績のある魚)はアコウ、アイナメ、ソイ、タケノコメバル、カサゴ、真鯛、シーバス、マゴチやヒラメなどフラットフィッシュなどなどのフィッシュイーターや甲殻類を捕食している魚種全般。