定番メバル用ミノーとして知られるのがアクアウェーブの「シャローマジック」シリーズ。
そんな、シャロ―マジックの兄弟ともいえる注目の新作「ミッドマジック」が登場!
ミッドマジックは、いったいどんな特長があるのか? せっかくなので、開発スタッフの方に、ミッドマジックの開発のキッカケや開発途中のエピソードなど開発にまつわる秘話をガッツリと明かしていただきました!
ミッドマジック開発秘話
【本文テキスト=アクアウェーブ開発スタッフ】
AquaWave(アクアウェーブ)
多くのメバラーの方に使っていただいている「シャローマジック」シリーズ。
アクアウェーブ公式シャロ―マジック詳細ページ→シャロ―マジック(45mm)、同50、同60
ナチュラルアクションが特長の「シャロ―マジック」ですが、実はシャロ―マジックをリリースして間もない頃からシャロ―マジックよりもう少し深く潜るタイプ「ミッドマジック」の開発をスタートさせていました。
メバルが好む大人しめのアクションは、極端に分厚いリップを採用することで解決できたのですが…
ミッドマジックの開発を進めるにあたってコンセプトとしたのが、ズバリ「タダ巻きで釣れるミノー」でした。
基本的にメバルは激しい動きよりも大人しめなアクションを好む場合が多く、この「大人しめ」なアクション自体は、極端に分厚いリップを採用することで解決できました。
アクションを弱くするリップデザインだとリトリーブ速度によってアクションしなくなるという問題が…。
問題解決の方法が見つからず、いったんお蔵入りに…
しかしアクションを弱くするためのリップデザインは、水受けの少なさの裏返しでもありました。
実際、テストを行っていると、リトリーブ速度によってアクションしなくなるタイミングが発生することが分かりました。
色々とプロトを作っては現場で試してはみたものの、解決する方法がなかなか見つからず…、いったんお蔵入りとなりました。
リアフックをスプリットリング2個介して取り付けることで、リトリーブ速度の対応力があがることに気づいたんです
そんな中、2018年にリリースした【シャローマジック60】の開発中にあることに気づいたんです。
何に気づいたのか? というと…。
リアフックをスプリットリング2個介して取り付けることで、リトリーブ速度の対応力があがることに気づいたんです!
これをミッドマジックにも採用すれば、抱えていた問題が解消するのでは? とすぐにミッドマジックの開発を再開!
すると、目論見通り、あらゆるリトリーブスピードで大人しめのアクションさせることができたんです!
出典:YouTubeチャンネル「Viva / Aquawave Lures」
というわけで、実をいうと足掛け10年近い問題児(!?)だった「ミッドマジック」を完成させることができたのでした。
足掛け10年近くかかってついに完成!
ミッドマジック【アクアウェーブ】
アクアウェーブ公式ミッドマジック詳細ページはこちら
ルアー名 | 長さ | 重さ | 最大潜行深度 | 標準装備フック | 本体価格 |
ミッドマジック | 50mm | 3.0g | 40cm | ST-26#14 | 1,400円 |
さて、完成したミッドマジックですが、アクションはシャローマジック譲りの滑らかなアクションで、繰り返し行った実釣テストでもメバルに効果抜群でした。
もともとハードルアーへ反応しやすいブルーバックはもとより、激戦区のシロメバルすら、ただ巻くだけで、しっかりとバイトしてくれます。
これからのシーズンのメバルは、産卵から回復するべく、季節が進むにつれて調子を上げていきます。ぜひパワフルなメバルで、ミッドマジックの威力をお試しください!