マグシールドで知られるダイワの最新リールの数々。先日開催されたフィッシングショーでもその技術の粋を結集したNEWモデルが多数展示されていた。
ルアーニュースRでもセオリーやスティーズA TWなど、新たに登場となるアイテムを紹介しているが、今回はそのリールの剛性をつかさどるボディ設計の最新技術についてご紹介したいと思う。
その技術がダイワが開発した「モノコックボディ」というシロモノ。
モノコックボディとは?
従来のスピニングリールは、ボディとボディカバーでドライブギアを覆っており、それを支えていたのは数カ所のスクリュー(ネジ)だった。そのため、極端な言い方をするとネジだけで支えるイメージとなり剛性という点ではまだまだカンペキではなかったのだ。
そこで新たに開発されたのがモノコックボディという新技術。これは従来までのボディカバーを排除し、高精度のプレートを直接ボディにセットするというモノ。これによりネジのように「点」ではなく、ブレート全体の「面」でボディを支えることに成功した。この技術により精度、剛性、気密性という部分で大きな進化を遂げている。
出典:ダイワ
また、ネジを固定する部分がボディ内の空間を圧迫していたため、ドライブギア自体もそれに納まるように少し小型に設計されていたが、モノコックボディの開発により、従来よりもひと回り大きなドライブギアを採用することが可能となった。そのため、よりパワフルな巻取りが可能となり、大物とのファイトもコレまで以上にスムーズとなる。
この最新技術を搭載しているのが、シーバス専用モデルの「モアザン」や、コンパクト設計のベイジギングモデル「ソルティガBJ」だ。
リールの新時代を予感させる最新テクノロジー「モノコックボディ」。これによりさらに進化したマシンが次々と登場することだろう。