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今江克隆のルアーニュースクラブR 第981回「暖冬系ビッグベイト新釣法とメタルバイブの裏技を紹介」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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メタルバイブの裏技を紹介

さて、本題のメタルバイブの話から逸れてしまったが、先週は基本だったので、今週はメタルバイブの裏ワザを2つ紹介しよう。

メタルバイブの基本は先週書いた通り、リフト&フォール(L&F)だが、このL&Fには大きな盲点がある。それは「ストロークリズム」である。

L&Fは誰もが同じような動作とフォームで行うため、そのストローク長、ストロークリズムも皆似たようなワンパターンになる。

身長が160cmの人と200cmの人ならストローク長なら50cm程度は変わるだろうが、平均的日本人の身長ならまずストロークの長さはほぼ同じだ。言い換えれば「1ストロークのブルブル数(振動数)」もほぼ同じになっていると言うことだ。

ズバリ、多くのアングラーがメタルバイブをL&Fしていると、バスはこのワンパターンな「ストローク波長」を覚えてしまう。

そこで裏技はこのストローク長を劇的に変えてやることだ。

ストローク長を変える

ちなみに誰もが試すストローク長を短くすることは簡単なので、あまり効果がない。

その逆にストローク長を普段の1.5倍以上長く、即ちリフト時のブルブル回数を1.5倍以上に増やすと思わぬバイトが連発することがある。

その際にバイトが出るのは、通常のストローク長を超え、さらに長くブルブルが続いた延長のギリギリラスト付近かブル止まりの瞬間が多い。

簡単なやり方は、浮力のあるPEラインと8フィート近いロングロッドを使い、横方向のストロークで身体が後ろを向く程のロングストロークを行うことだ。

カレイド・セルペンティ・キングサーペントTKSS-711MHST 」にPEライン、浮き上がりやすい「チタンバイブ」の10gを使った超ロングストローク・リフト&フォールは、同一スポットで通常のリフト&フォールへのバイトが 止まった後にも有効である

バスはメタルバイブの存在をブルブル振動で気付き、それを追ってくるが、毎度いつものパターンでブルブル振動が消えると「あ、いつものヤバいヤツ」と気が付く。ところがいつのもブルブルが消えるはずのタイミングで、それを超えてブルブルしてると「いつもと違う存在」に興味を持つ。そこからの消える魔球フォールがバスのスイッチを入れるのだろう。

ここで「では巻いて止めればいいんじゃない?」と思うかもしれないが、リールでストロークを増やしても、止めた瞬間にラインテンションがゼロにならない。

L&Fのメリハリ「動から瞬時に消える静のフォール」はラインテンションを一瞬で抜く必要がある。そのためロッドでのストロークでなければ、このストローク長の変化は与えられないと考えている。

厳しい時に効く裏テクとは?

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