パターンその2「ミディアムレンジの巻き」
シャローのパターンが効かない時には、5~8mくらいの比較的安定したミディアムレンジが状況を選ばず狙い目。これより深くなると数は出てもサイズが小さくなることが多いです。
ミディアムレンジの攻略においては、ベイトが5~6m付近より上のレンジにいて、さらに風があるというように、条件が揃っているとショットオーバー5【ノリーズ】のようなロールアクション中心で弱めのディープクランクを入れていきます。
この時、ラインは低伸長性ナイロンラインのシューターディファイアーアルミーロ13lb【サンライン】を使用。

写真は19lbです
出典:サンライン公式HP
規 格 | LB | 11 | 13 | 15 | 17 | 19 | 22 | 25 |
165yds. (150m) 単品 |
参考号柄 | 2.75 | 3.25 | 3.75 | 4.25 | 4.75 | 5.25 | 6 |
フロロ全盛の昨今ですが、ボクは巻きモノを使うとき遠投が利きバイト時に少しだけ伸びて魚の口にうまく吸い込まれてくれるフィーリングのあるナイロンが好みです。
ただし、比重の重いフロロ使用時に比べるとクランクの潜航深度がやや落ちます。
例えばフロロ14lbでふだんやっているところをナイロンでは12lbに落とすようなことが必要になりますが、その場合、強度に不安を抱えることになります。ところがディファイアーシリーズは13lb、15lbといった奇数号柄でラインナップされていますので、13lbを入れることでフロロと同等の潜航深度をキープしながら強度面においても不安を抱えないタックルコーディネートを可能としてくれます。
さらに、低伸長なので感度面でもフロロと大差はなくとってもオススメです。
クランクに反応がない時はスピナーベイトのスローロールを入れる時もあります。この時はゆっくり巻いてもブレードがしっかり回り、かつ、波動が強過ぎないパワーロール1oz【ノリーズ】を使用。
この時のラインはシューターFCスナイパー BMS AZAYAKA 14lb【サンライン】を使用しています。
規 格 | LB | 2 | 2.5 | 3 | 3.5 | 4 | 4.5 | 5 | 6 | 7 | 8 | 10 | 12 | 14 | 16 | 20 |
82.5yds. (75m)単品 |
dia.(mm) | 0.14 | 0.15 | 0.16 | 0.17 | 0.18 | 0.19 | 0.2 | 0.225 | 0.245 | 0.265 | 0.29 | 0.31 | 0.33 | 0.35 | 0.38 |
規 格 | LB | 2 | 2.5 | 3 | 3.5 | 4 | 4.5 | 5 | 6 | 7 | 8 | 10 | 12 | 14 | 16 | 20 |
NEW 300m単品 |
dia.(mm) | 0.14 | 0.15 | 0.16 | 0.17 | 0.18 | 0.19 | 0.2 | 0.225 | 0.245 | 0.265 | 0.29 | 0.31 | 0.33 | 0.35 | 0.38 |
ディープでのスローロールではスピナーベイトが浮き上がらないように、比重の重いフロロで一定以下のリーリングスピードをキープする必要がありますが、BMS AZAYAKA はバイトマーカーを目で追うことで巻きスピードを確認し、レンジキープをよりやりやすしてくれるのでスローロールゲームを助けてくれるラインだと思っています。
これらの巻きのゲームにおいても、カラーはあまり強過ぎるものを入れずにシルバー系やクリア系がクリアウォーター下ではオススメ。
ショットオーバー5では、【362ローライトブラウンギル】や【238ハーフミラーワカサギ】、パワーロールでは【765ライブワカサギシルバー】や【701パープルシャッド】がお気に入りです。
パターンその3「ミディアムレンジのフットボールジグ」
とは言うものの、冬場はふだん以上にクリアアップすることの多いリザーバーなので、そうそう巻きでハメられることは多くはありません。
そんな時にオススメなのが、重めのフットボールジグです。ボクの中ではガンターオーバル5/8oz【ノリーズ】+FGダディー【ノリーズ】が鉄板です。
このルアーは、一定以上のボリューム感と大きめのシルエットでビッグフィッシュにアピールしながら、フォールアクションとしては「ほぼI 字」でスーッと落ちて行きます。
これがビッグフィッシュに効果的で、バスは落ちてくるジグに気付いてそのままボトムまで追いかけていき(あくまでイメージですが)、着底後にバイト、もしくは最初のワンアクションかツーアクションでバイトしてくることが多いです。
カラーは【134ヨシノボリ】+【043ライトグリーンパンプキン】をメインにし、水がものすごくクリアな時は【136ライトグリーンパンプキン】+【004ウォーターメロンブラックFlk.】を使用しています。
このゲームはいわゆるスローダウンゲームに入るパターンではありますが、意外と手返しは遅くなく、底取りもそう時間はかからない上に長く誘う必要もないパターン。それに、ある程度のエリアカバー能力もあるゲームですので、冬季の手堅いミディアムレンジ攻略ルアーとしてオススメです。
この時、ラインはシューターFCスナイパーBMS AZAYAKA【サンライン】 14~16lb を入れています。
冬によくある強風や雨などの悪天候時、ローライトや雪でラインが見えにくい時も、バイトマーカーシステムのおかげで底取りが簡単でボトムに着いたことがすぐに分かります。そしてボトムに置いてラインスラックを与えてポーズを取っているような時に出る、手元には伝わらないラインが跳ねたりフケたりするようなバイトも明確に取ることができます。
クリアウォーター下でジグ・ワーム系のゲームに色付きのラインを入れることに抵抗がある方もおみえになるかもしれませんが、気になる方は色が付いていない部分で結んでもらえればほとんど影響はないと思います。
それよりも操作やバイトが明確に分かることの方が絶対に結果につながりますので、ぜひ使ってみていただきたいと思います。
ということで、ウィンターシーズンのクリアリザーバーにおけるビッグフィッシュ攻略についてご紹介させていただきました。
ご紹介したどのゲームでも共通して言えることは「ルアーのシルエットは大きめで、アクション・波動とカラーはおとなしめ、適したラインをセレクトして可能性を少しでも高めることが重要」と考えています。
お正月が明けてこれから今年の初釣りという方も多いのではないかと思いますので、2020年が素晴らしい幕開けになるための参考になれば幸いです。
ではみなさん、寒さに負けずに良いゲームをしてくださいね。