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今江克隆のルアーニュースクラブR 第980回「さらに釣れる!メタル系ルアーの使い方を紹介」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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ブルブル感の秘密!

そして、メタルバイブ系の基本であるリフトアンドフォール(L&F)アクションについてだが、ブルブルしていないと釣れる気がしないのはよく理解できるが、実はこの「ブルブルさせようと意識し過ぎること」が裏目に出ることが結構ある。

メタルバイブのブルブルは「ココに何かいるよ~」と、バスにその存在をアピールするのが主たる目的で、ブルブルの善し悪し自体で釣れることは少ない。メタルバイブを巻き続けてもあまり釣れないのと同じだ。

むしろ、ブルブル直後のフォールや、着底してからの立ち上がりの瞬間にバイトすることがほとんどだ。

L&Fのブルブル好きな人ほど、常にブルブルさせたい意識が先走り、着底するや否やすぐさま間髪入れずに強くシャクりリフトする傾向がある。これは自分的に言うと「ブルブル依存症」でしんどいだけの逆効果。

むしろL&Fのリフト後、メタルが完全に着底しても慌ててリフトせず、ゆったりとスラックラインを巻き取り、ゆったりとリフトするくらいの「間」があった方がよい

メタルバイブの場合、ブルブルと静止(バスが見失う瞬間とも言える)の「間」が、実は結構重要だったりする。

ブルブル直後のフォールでスッと落ちる瞬間、バスはルアーを見失う前に口をリアクション的に開く感覚で、フォール後も同じことが言える。

着底した瞬間から、メタルバイブはその薄さゆえに消えてなくなるほどの「存在感の無さ」を発揮できる。バスがルアーを見失って探していたら、突然、ボトムのどこかからともなく立ち上がってくるメタルバイブに思わず反応するとイメージするといいだろう。

それゆえにメタルバイブの立ち上がりの速さは、水圧にスラック、ラインの伸びを加味されるがゆえに重要になる。極力ラインが大きく動く前にアクションを立ち上げたいからだ。

「ソルソニ」や「チタンバイブ」には、コスト度外視で薄くも軽量高強度の「チタン製ブレード」を採用している理由がそこにある。

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