今江克隆のルアーニュースクラブR 第975回「令和時代のロッド最先端情報」の巻
突き抜けた個性とフィールド適性が支持される?
しかし、プロ達に無制限に好きに選ばせると、そのコストは本当にとんでもなく高額になってしまい、流通業者や販売店を経由して、しかも「少量生産」では実に10万円を遥かに超える価格になってしまうことになる。即ち、こんなことを言うとお客様に怒られそうだが、EGのインスピラーレが「9万円以下で店頭販売できている事実」が、その販売数量に支えられた「純国産ロッドとして奇跡の低価格?」と逆に言えるのかも知れない。
ただ、三原を始め、南、薮田が絶対的に得意とする、この釣りだけは誰にも負けない経験と自負を持つ釣りにおいては、時として全国対応の量産ロッドにはない「突き抜けた個性とフィールド適性」があるのも事実なのである。
特に琵琶湖で200日近く釣りをしている南や薮田が最も信頼し釣り込んでいる釣りに関しては、琵琶湖で釣りができない自分以上のロッドを作り出すことも時として可能だろう。それが南の意味不明な絶対自信であった「琵琶湖キャロライナロッド」だ。
「ゴビキャロをするなら絶対的な竿」、「お客さんに確実に釣らせたいなら絶対必要な竿」、その経験とブレない自信は結果的に想像以上に琵琶湖アングラーに支持されていたのかもしれない。
ただ、その製作コストの破格の高さと、大量生産するにはローカル性が強すぎるため、ネット限定直販でしか販売が不可能な価格設定になってしまうのが難点だろう。
再販決定!
「RRRサウスキャロライナ68ML」は、瞬殺完売したため次回入荷は最低でも2ヶ月先になるため、後の祭り感は否めない。しかし、今月クリスマス前後には待望のRRR三原直之モデル「アンセム」、「バトルクライ」の第2回入荷&WEB販売再開がほぼ確定している。
初回は「バトルクライ」より早く完売したのは実はスピニングロッドの「アンセム」だった。
正直、ギルロイドロッドの異名を取る、実際に使ってみて三原のコンセプトに唸らされたビッグベイト&スイムベイトロッド「バトルクライ」の方がはるかに人気かと思ったのだが、最近の釣れない各地のフィールド事情からなのか、フィネススピニングの需要が現実的には人気なのだろうか?これは自分的には本当に不思議な現象である。
こちらもイマカツWEBサイト限定販売となるが、遅ればせながら従来代引きオンリーだったがクレジット決済も開始したこともあり、また開始即完売も無きにしもあらずなので、発売日時にご注意ください。
南の「RRR」でも一時サーバーダウンしていましたので…。
「カレイド インスピラーレ」2020モデル速報