水温が下がってきて釣果的には、キビしくなってくる冬シーズン!
そんな中でもデカバスに高確率で口を使わせ続けている攻めを探るべく、今回、取材をお願いしたのが、山岡計文(やまおか・かずふみ)さん!
山岡さんといえば、トップ50での活躍もさることながら、池原・七色ダムのトーナメントで圧倒的な成績を残し、池原七色ダムのリビングレジェンドと呼ばれている人物。
山岡 計文(Kazufumi Yamaoka) プロフィール
山岡さんには過去何度か真冬に取材させてもらっているんですが、毎回、色んな新テクを披露してもらっていたので、今回も期待満々で現地入りしました。
さて今回のロケ地となったのは、山岡さんのホームグラウンドの池原ダム(奈良県)。
山岡さんが狙いを定めたのは、5m以浅のシャロ―、10m以深のディープという両極端のレンジ!
そんな、シャロ―&ディープ攻めで山岡さんがセレクトしたのは、冬のスペシャルともいえる4つのアプローチ!
その4つとはフリーリグ、ホバーストローリング、オフセットダウンショット、スナッグレスネコリグでした。それぞれ、ノウハウ満載で、実際に冬のシャロ―とディープから次々とバスをキャッチしてくれました!
このロケの模様は動画で配信中! ぜひチェックしてみてくださいね!
ここからは実釣で多くのバスを引き出した4つの攻めそれぞれをご紹介していきますね!
マイラーミノー【OSP】のホバーストローリング
シャロ―のベイトフィッシュを意識しているバスに超効果的な攻めだったのが、マイラーミノー【OSP】のホバーストローリング。
ホバーストローリングっていう言葉自体、知らないよー! という人も多いかと思うので、簡単に説明してみると…。
ホバーストローリングという言葉は、ホバリング(空中浮揚)とストローリング(漂わせる)を組合せた造語で、水中でフワフワと漂うような感じにアクションさせる攻めのことなんです。
漂わせ系の定番テクとして、「ミドスト」というテクがありますよね。ミドストもミッド(中層)とストローリング(漂わせる)を組合せた造語でしたが、ホバーストローリングもそんな感じの造語!
で、今回のホバーストローリングというのは、リグ的には以下のように浮力の高いワーム「マイラーミノー2.5in・3.5in【O.S.P】」に特殊フックをセット、そしてワームのヘッド部に軽いネイルシンカーを挿入したモノを使用します!
このリグを使うことで、水中でリグをサスペンドするような状態にでき、それを軽いシェイクでナチュラルにアクションさせるという攻めなんです。
フックは、リューギで開発が進んでいるという仮称「ホバーショット」というフック。ジグフック系な感じ!
フックはボディ上面ギリギリを通す、いわゆる薄刺しにセットし、ネイルシンカーはヘッドに挿入。
浮力の高いマイラーミノーに軽いネイルシンカーを合わせることで、水中でサスペンドに近い状態を作れるんです!
その状態で弱いシェイクスイムで泳がせると、本物のベイトフィッシュのような演出ができるというわけ。
ロケ当日はこのホバーストローリング攻めが炸裂!
ナチュラルに泳がせているとバイトが連発! しかもそのバイトがアングラーから丸見えで、記者は現場で興奮しっぱなしでした!