今江克隆のルアーニュースクラブR 第973回「新必釣技!亀チャターを紹介」の巻
通称「亀チャター」を紹介
それが「スーパーモグラチャターTG ウォブルマックス」に「フラットヘッドカーリー3インチ」を装着した、通称「亀チャター」である。
まず、この組合せは「スーパーモグラチャターTG ウォブルマックス」の高速巻きでの千鳥制御を装着するだけでオートマチックに微々千鳥高速仕様にセットアップしてくれる簡単パートナーである。
もともとフルTGの極小ヘッド&6本ブラシガード付、しかもフックサイズも最小限に抑えた「スーパーモグチャ」は、カバー回避に関してはチャターベイトの中でもずば抜けた接触回避力を持っている。これに亀の甲羅のようなフラットカーリーを装着すると、早巻きの安定性と同時に、フックが亀の甲羅の横張り出しで守られ、横倒しにならないため浮きゴミや倒木、浮いた竹や枝をほぼ完璧にかわしてくれる。
極端な話、浮きゴミのエッジに乗せてからエッジギリに落としてスタートさせる大技も可能だ。
この性能を活かして、灌水ブッシュと浮きゴミ溜まりのエッジを、まるで枝や流木のハードルを越えてくるかのように巻くことができる。
浮いている流木を超えた後はフォールを入れてもよい。
亀チャターのフォールは、「フラットヘッドカーリー」特有のフラットボディと縦テールのおかげで絶妙に揺れながら水平フォールしてくれる。この瞬間に浮きゴミ溜まりの影から真っ黒なバスがモンドリ打って飛び出してくるのでルアーから絶対に目を離してはいけない。
普通、ハードベイトが絶対に引けないラインを巻き切ると、流石の賢いバスも反応してくるようだ。
また、フラットながらディープリブが入った柔らかいフラットボディは全くフッキングを妨げないのもメリットだろう。
この「亀チャター」、ヘッドが極めて小さくコンパクトなので、時には浮きゴミの隙間や、大きな潅木の中へ普通にジグの要領で放り込んでもよい。
カバーの中での軽いリフト&フォールも結構釣れることがある。
難攻不落の秋のフル満水灌水ブッシュ地獄、思い当たる景色があれば一度ゼヒ試してみてほしい。