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今江克隆のルアーニュースクラブR 第973回「新必釣技!亀チャターを紹介」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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さて、今週は今年の秋にどこのフィールドでも共通している難題「秋のフル満水攻略」について書いてみたい。

一番嫌いな状況は、秋に起こる…

ぶっちゃけ自分自身、「一番嫌いな状況」が、ずばり秋以降のフル満水灌水ブッシュ地獄である。

春の増水灌水ブッシュは「春=水温上昇傾向=産卵意識」という絶対的条件があるため、増水しても必ず条件の揃ったシャローに差してくることは間違いなく、それ故にエリアの切捨て、スポットの絞込みも割りと明確だ。

湖岸線全域灌水ブッシュに浮きゴミだらけ。 秋のフル満水はもっとも自分的には避けたい状況。 それでも攻略法はある

ところが、自分的に一番難しいと考えるのが「秋の大増水」だ。それも池でも湖でも全域が灌水ブッシュだらけになると最悪級にバスの居場所特定が難しくなる。

基本的に秋の増水は水温を下げる。同時に春と違ってバスが特定行動に縛られることはなく、好き勝手に居場所を変えることができる。

ドシャローにもいるし、ドディープにもすでにいる。

挙句にベイトに付いて回遊しまくる遊牧民(回遊魚系)も最も増える季節だけに、とにかくバスの密度が湖全体で最も薄くなる時期なのである。

そこにシャローが増水で増えたうえに、灌水ブッシュが延々広がり、それに伴い浮きゴミがあちこちにシェードを作るものだから、湖のシャローは一見、何処もかしこも美味しいそうなカバーだらけとなる。

ここで特に最悪なのは、その灌水ブッシュ(陸生植物や木)が湖岸線だけでなく、水深4〜5mまで、まるでジャングルウィードのごとく沈んでいる場合だ。

こうなると、バスは岸ギリギリのインサイドから、灌水ブッシュにサスペンドするヤツ、灌水ブッシュのエッジを回遊するヤツなど、バラバラになってしまい、カバーはカバーでも「最奥」、「やや奥」、「ミドル」、「エッジ」と立体的にも広がってしまい、それこそ片っ端から撃っていくにも際限がない、まるで林が沈んだような灌水ブッシュ地獄となる。

そのうえでこの時期は、増水してもディープにもバスは平気で入っていくので、バスが最大分散する故に何処をどうやって釣ればよいのかすら分からなくなってしまうのである。

バスが最大限に分散した場合の対処法は?

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