とにかく強い
下野プロは、このラインを恐ろしいまで使用しているんだけど、下野さん自身のこのラインに対する印象は「とにかく強い」とのこと。
普段は琵琶湖で毎日のようにデカバスと対峙し、自己記録68cmのバスを筆頭に数々のデカバスを釣り上げている!
また亀山ダム【千葉県】では、過去に5lbのラインを使って92cmのコイを釣り上げるなど、その強さは実証済み。
スピニングタックルに巻いているラインの太さは7lb。
7lbなら”ロクマルクラス”でも余裕で寄せられるとのことで、琵琶湖では基本7lb未満は使わないそうです。
ちなみにベイトタックルでは16lbを使用されており、ガイドをするお客さんにもその太さを推奨されているそうですよ。
視認性がいい
で、視認性がいいというのもこのラインの特長。
■ルアーが今どんな状態にあるかをイメージしやすいし、アタリがわかりやすい
■カバー絡みのポイントを攻めるときラインメンディングがしやすい
など、視認性がいいというのはメリットが多いのは事実。
でも、クリアカラーが主流の中でカラーが付いているとバスに警戒されるんじゃ…と、思いますよね?
ラインが見えてる、見えてないはバスに聞かなわからんけど…
アタリが見えるようになって確実に釣果は上がりました。
実際、警戒心が強いハズのおっきいバスもぎょうさん釣ってるし。
と、おっしゃられていました。 …さすがの説得力です。
クセがつきにくい
さらに。 取材を通じて思ったのが、ライントラブルが少ないということ。
スピニングタックルで、7lbのフロロカーボンラインを使用。
経験上、巻きグセがついたり、ゴワついてバックラッシュが起きたり…など、いろいろなリスクがありそうなものですよね。
で、なぜトラブルがないのか聞いてみたところ…
もともとしなやかで、粘り強いFCスナイパーシリーズなのでトラブルは少ないんです。
その上、最近はリールの軽量化が進んで、スプール径の大きなリールを使えるようになったしね。
だそうです。
ちなみに、ほぼ毎日ガイドで琵琶湖に釣りに出ている下野プロ。
トーナメントになると1匹が大事やから、絶対巻き換えます。
でも、普段は普通に使えるし…毎回なんて巻き換えないですねぇ。
今日巻いてるの…いつ巻いたっけなぁ…
普段の釣りではルアーを結び替えたりで、ラインが少なくなったら巻きかえる程度なんだとか。
「毎日、釣りに出ている」「自分よりもお客さんに釣ってもらわないといけない」。そんな条件下で釣りをしている下野プロだからこその頻度。 もちろん開発者として、あえて酷使するというテスト的な側面もあるそうです。
とはいえ、このラインがトラブルが少ないということはわかりますよね!
自分が釣りヘタやから、切れへんラインを使いたいだけなんです。
と、ご自身では謙遜しておっしゃられていましたが…魚をしっかり釣る人が大事にしているのは「ちゃんと釣り上げることができるラインにこだわる」ってこと、
魚と釣り人を繋ぐラインって、やっぱり大事ですね。