夏の間、青々と生えそろっていたウィードやヒシモも、秋に移行するにつれて少しずつ枯れていきます。
しかし、枯れ藻は、保温性が高く、水温低下を抑制することができ、バスにとっては身を寄せることができる格好のストラクチャー。
ベイトフィッシュ(エビや小魚)に対しても同じことが言えるため、バスがエサを捕食しやすいスポットの一つとなります。
また、密集していたウィードやヒシモの密度が薄くなり隙間が生まれるため、スナッグレス性能の高いルアーで攻めるとバイトを得やすくなります。
ベイトサイズにもよりますが、実績ある枯れ藻攻略ルアー3選がこちら。
V-9
V-9はブレードがダブルウィローで、ピッチが細かくスピーディーに巻くことができる秋に強いスピナーベイトの位置づけで使っています。
ベイトが水面に上ずっている時に、バジングとガーグリングのテクニックを駆使して隙間を狙っていきます。
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出典:YouTubeチャンネル「Megabass Channel」
ロビンブレード
ロビンブレードは濁りの強い時にパワーを発揮。
ベイトサイズや活性に合わせて、スパークシャッドやX-LAYERをトレーラーにしています。
スパークシャッドはテールの抵抗でゆっくり引け、X-LAYERはアピール力かつ早い動きが有効な場合に出番が多いです!
距離を長く引きたい場合はロングキャストする場面もありますが、リトリーブ途中に、枯れた水生植物がルアーに引っかかって無駄キャストになってしまうと効率が悪いです。
そのため、中近距離にある枯れ藻の隙間を、ショートピッチキャストでアプローチし、足元まで確実にリトリーブすることを意識しています。
メガバス公式「ROBIN BLADE」の詳細ページはこちら
出典:YouTubeチャンネル「Megabass Channel」
使用しているロッドはVKC-611MH。
バイトした時にガッチリフッキングでき、カバーから一気に引っ張り出すためにトルクのあるロッドをセレクト。
また、ウィードが引っかかった時にロッドを煽ってウィードカットできるのもメリットの一つ。
ハゼドンシャッド3inch+ブレディー
水質がある程度クリアアップした場合は、ソフトベイトがマスト。
おすすめはハゼドンシャッド。小型ボディーながらもテールがしっかり水を噛み、アピール力抜群。
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フックは「ブレディー/ZAPPU」を使用。
飛距離を稼ぐこととブレードのアピール力でバスを引っ張ってくる+α要素となっています。
ロッドはVKC-67ML。
枯れ藻を攻める上で、スピニングではカバー不足感が否めないので、ベイトフィネスタックルをセレクト。
ラインはカバーの濃さに合わせて「フロロマイスター/シーガー8~10lb」を巻いています。
枯れ藻以外でも、ハードボトムや霞ケ浦水系の縦護岸沿いを巻いて釣果も上がっているので、場所を問わず使えるセッティングです。
秋野池の特徴のひとつとして挙げられる減水野池。
水面~ボトムまでの水深差がほとんどなく、ターンオーバーの影響をあまり受けないのがメリットなポイントです。
そのため、寒いと感じていても、稚ギルがシャローエリアに固まり、フィーディングでバスが差してくるシチュエーションに何度か遭遇しています。
このようなシチュエーションで効果的なのが、グリフォンゼロ。水面~直下約30㎝を引けるサーフェイスクランク。
減水野池のシャローエリアは水深が30~50㎝くらいがほとんどで、一般的なシャロークランクを引くとボトムに当たってしまうため、グリフォンゼロの潜航深度を活かし、水深30~50㎝の中層~表層を引けるルアーとして活躍してくれます。
そのため、ボトムノックせずに手元まで一直線にリトリーブすることができるので、稚ギルの溜まるレンジを無駄なく引いてくることができます。
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ここでも活躍するのがベイトフィネスタックル。
VKC-67MLやNEWデストロイヤーF3-61Xをセレクトし、減水野池を攻め歩いています。