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今江克隆のルアーニュースクラブR 第969回「最新ベイトリール情報!コードネーム”Revo LX922Z”」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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「Japan Special」再始動

しかし、ようやく、本当にようやくSycamore社傘下での日本向け製品企画開発のアレンジが完了。

本格的に「Japan Special」の開発計画がリスタートしはじめた。

日本製の精密ギア切削加工機を導入し、国産高級機種に肉薄しはじめた「Revo MGX」。 2020モデルは、巻き上げがさらにパワフル&シルキーに。ドラグ性能も劇的に向上している

一度決まれば恐ろしく展開が速く、早急な結果を要求してくるのが外資系企業。

止まっていた流れが一気に動き出した。

すでに自分が2年前から基本性能として要求していた点は以下だ。

  • 高剛性高精度アルミフレーム
  • ロングノーズ化
  • 速攻性の高い1:8ハイギアの33mmスプール
  • LT系より調整幅が極めて大きく微調整の効く強化マグブレーキ
  • 超高性能特殊形状の無音セラミックベアリング

そして、これらを搭載したジャパンスペシャルプロト機種第2弾が手元に到着した。

このプロトは現時点ですらそのパフォーマンスはLTZ、LTXをはるかに凌いでいる。

約2年間、水面下ではピュアフィッシングジャパンのスタッフが研究を重ねていたこともあり、すでにデフォルトでもLTZ930Proの領域に到達しているかもしれない。

特筆すべきはその軽さに反する剛性感で、158gの超軽量にも関わらず、まさに今までのBF専用機にはない「リジッド」さを触れた瞬間から感じさせてくれる。

ギア比1:8、重さわずか158g。 漆黒のマットブラックにキャリパーをイメージしたイエローが鮮やか

その剛性の副産物で、今までのLT系BF機種では無理のあったリクエストである、深溝スペアスプールでの「16lbライン70m巻き」を完璧に達成している。

これは完全に握り込めるほどの小型ボディながら、突出したギアケースに収まるビッグギアに90mm特注カーボンハンドルをデフォルトから装備していることもあり、琵琶湖でのビッグゲームにも対応できるパワーを纏ったことは大きな進化である。

13Lbなら85m程度は巻けるので、メタルバイブのフルキャストでも問題がなくなったことも大きい。

コードネーム「LX922Z」

まだ最終段階までは来ていないが、ambassadeur4600RD&DDL以降、第10代AbuGarcia公認/IMAE Modelコードネーム「LX922Z(Revo LX922Z)」が来年ショーで正式発表が決まった。

政治的激動を乗り越え、再始動したAbu JAPAN special機種開発。 LTZの後継、「LX992Z」はすでに「930」を超えたか

過去最強のブレーキユニットを搭載した「LX992Z」。 ベイトフィネスからビッグベイトまで対応する剛性と16lb80mのラインキャパを持つ

まだ正式デザインやスペックは公開できないが、デフォルトから930同等かそれ以上であること、さらに個人的なチューニングの余地を残すことを前提とし、全身漆黒のマットブラックボディにイエローのキャリパーをイメージさせるサイドディスクを備えたAEホイールデザインの踏襲を予定している。

価格は実売価格4万円以内を努力目標にしているそうだ。

年末には詳細な続報をお届けできると思うので、来年のピュアフィッシングに注目しておいてください。

2020年のピュアフィッシングは何かと話題豊富。フィッシングショーをお楽しみに!

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