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【ミドストマスターによるミドスト入門講座】ルアーやタックル・アプローチ法まで全網羅

寄稿:溝口 将彦
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溝口 将彦(Masahiko Mizoguti) プロフィール

愛知県入鹿池をホームレイクにしながらJB・NBCトーナメントに参戦中。 フィネススタイルを中心に、季節に応じた戦略で数々の入賞経験があり、主な戦歴はNBCチャプター愛知(入鹿池)では2016年に年間優勝を果たし、NBCチャプター三重(青蓮寺ダム)でも2015年に年間優勝を果たす等といった実力派トーナメンターである。

初めまして! 溝口将彦です。

普段は主に入鹿池(愛知県・いるかいけ)をメインフィールドとしながら活動しています。

さて今回はそんな入鹿池で良型キャッチ率が高く、得意な釣法であるミドスト(ミッドストローリング)についてご紹介させていただきます。

 

 

ベイトフィッシュを捕食している魚のレンジに持っていきやすいミドスト

ミドストは、中層のバスを基本的にジグヘッドを使い漂わすような感じでナチュラルにスイミングさせるテク。
中層の釣りで、難しいイメージを持っている人も多いようですが、コツを掴めば誰でもできます!

また入鹿池に限らず、「ボート」「陸っぱり」様々な場面で有効なテクなので、ぜひ覚えてほしい釣り方です。

それでは私自身が実践しているミドストをご紹介していきます。

 

年中狙うことが可能なミドスト

まず、時期についてですが、一般的には春先に効果的なイメージがあるミドストですが、実は年中有効。
私自身、シーズンを通して専用タックルをボートに載せています。

近年ワカサギの稚魚放流が確立された為、ワカサギが増え、そのワカサギをメインベイトとしているバスが多い状況です。

その様なバスは常にワカサギを見ている為か非常にセレクティブで、反応するレンジ、スピードを丁寧にトレースする事が重要です。

それにより、レンジやスピードをアングラー自身が自由に調整出来るミドストが有効であると私は考えています。

ベイトやバスの居てるレンジを探るためにも魚探は必需品。

 

 

 

ストラクチャーごとの2つの狙い方とは?

ディープやミドルレンジのベイトに付く魚を魚探で狙う方法以外に、ストラクチャー周りを狙うミドストも有効です。ストラクチャー周りにはベイトも多いですしね!

さてミドストを用いてストラクチャー周りを狙う場合ですが、「横方向のアプローチ」と「縦方向のアプローチ」といった2つのアプローチ方法があります。

 

「横方向のアプローチ」が効くエリアと狙い方

まず、横方向のアプローチについてですが、「横方向のアプローチ」が効くエリアは「岬」「道路跡」「水中島等が絡むエリア」など。

「横方向のアプローチ」に対しては、駆け上がりのエッジから少し沖側(深い側)に浮くバスをメインに狙います。

アプローチとしてはブレイクラインに平行にキャストして通すレンジを変えながら探ります。

 

「縦方向のアプローチ」が効くエリアと狙い方

続いて「縦方向のアプローチ」ですが、狙いたいのは杭、立木、ブイを繋ぐロープ、橋脚等のエリアです。

アプローチとしては、どのレンジにバスがサスペンドしているかわからないので、上層から徐々に深いレンジへと刻んでいき、「変化」に絡めながら周囲を探っていくのがオススメ。

 

2つのアプローチ方法で共通して大事なポイントとは?

縦と横、両方のアプローチ方法で共通して言えるポイントは、キャスト後は「カウントダウン」をして、狙っているレンジを把握する事です。

また反応がない場合は変化に対して、キャストの「方向」や「角度」を変えながら微調整することが重要です。

 

 

とは言えミドストで丁寧にアプローチをすると、途方もなく時間が掛かってしまうので、巻きモノや撃ちモノを併用し、ここぞと思うスポットでミドストを使うことが釣果アップにつながると思います。

 

ミドストに最適なタックルについて紹介!

そしてミドストで重要なのがタックルです。

少し特殊なアプローチの為、出来る限り特化したモノをセレクトすることをオススメします。
現在ではロッドやルアー、ジグヘッド等、ミドストに特化したアイテムが多数発売されています。

そんな中、ラインの選択も重要であり、私の場合は シューター・FC スナイパー BMS AZAYAKA【サンライン】を使用しています。

サンライン公式「 シューター・FC スナイパー BMS AZAYAKA」詳細ページはこちら

 

シューター・FC スナイパー BMS AZAYAKAですが、特長的なのがラインのカラー!
クリアの他に4色のバイトマーカーが施され、非常に視認性が高いラインとなっています。

この視認性の高さによって、キャスト後のルアーの軌道を確認出来ると共に、ラインメンディングが容易に出来ます。

更にラインが緩むようなショートバイトも目視にて逃す事なくフッキングに持ち込めます。

 

状況に応じたラインの使い分けが重要

ラインの太さに関しては、ストラクチャーの少ない沖を狙う時や、飛距離や操作性を優先したい時は3Lb。

地形変化や沈み物を絡めて狙う時は3.5Lbを使用しています。

陸っぱりの場合やアベレージサイズの大きい場所では4Lbを使うなど、臨機応変に選択していただければと思います。

 

使用タックルの詳細

私の使用タックルは以下になります。

ロッド:エイシス 64SULJ ミッドストローリングスペシャル【フェンウィック】

リール:イグニス2505【ダイワ】

ライン: シューター・FC スナイパー BMS AZAYAKA(3〜3.5Lb)

ジグヘッド:ヴェスパ【リューギ】で、サイズは#2or#3 ウェイトは1.3〜1.8gを中心にレンジやスピードによって0.9〜2.7gをセレクト

 

ワーム:2.5〜4in のリアル系ワーム

下写真上から
ヴィローラ2.8inch【ディスタイル】
PDLスーパーリビングフィッシュ3inch 4inch【ティムコ】
PDLスーパーシャッドシェイプ4inch【ティムコ】
PDLスーパーリビングフィッシュ3inch 4inch【ティムコ】

 

ミドストはジグヘッドだけでなく幅広いリグで活躍

ミドストでは、ジグヘッドをメインに使用しますが、ダウンショット、ネコリグ、ジグヘッドワッキー等が有効になる事も有りますのでお試し下さい。

初めはリトリーブスピードが早くなりやすい傾向にありますので、水質がクリアな場所で、視認性の高いカラーのワームをセットし、浅いレンジでルアーの動きを確認しながらリズムを掴む練習をするのが習得の近道だと思います。

 

ビギナーの方でも手軽に楽しめるフィールドの「入鹿池」

最後にですが、私のホームフィールドである入鹿池は、中央道小牧東インターから車で約5分と交通の便が非常に良く、レンタルボート店も多数あります。

 

船舶免許不要艇やレンタルエレキも用意されているので、ビギナーの方も気軽に楽しむ事が可能です。

コンディションの良いバスや冬にはワカサギ釣りも楽しめますので是非お越しください!

 

レンタルボートや貸し竿、食事が楽しめる入鹿亭の詳細はこちら!

入鹿亭 愛知県犬山市字喜六屋敷116 →詳細はこちら

電話(0568-67-2269)

 

以上、ミドストのテクニックとタックルなどをご紹介させていだきました。

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!

シューター(Shooter)

シューターはサンラインのバスフィッシング専用ラインブランド。フロロカーボンライン「FCスナイパー』シリーズや、ナイロンラインの「デファイアー」シリーズやマシンガンキャスト、そしてPEラインのステューターなどが特に人気を集めている。

 

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