マグナムクランクの中で泳ぎのレスポンスのよさはトップクラス
泳ぎのレスポンスは、市販のビッグクランク、マグナムクランクのジャンルの中ではトップクラスであり、巻き心地もこのクラスでは最も軽く、1日中巻き続けられます。
着水後の巻き始めからリップで水を受け、ウォブリングしながら確実に潜って行きます。
潜らせていく時にアングラーに巻き感が確実に伝わる為、ウィードタッチ・ボトムタッチの瞬間を明確に感じやすくなっています。この辺りはレギュラーサイズのディープクランクベイト ブリッツMAX-DR譲りとも言えます。
キャスト距離に関しては、固定重心ながら安定した姿勢を保つことが出来るため、非常に飛距離が出てストレスなくキャストを繰り返すことが出来ます。
なお、風下のウィードラインを流しながら釣り進む際には、更にキャスト距離が延び、最大深度が5m前後に達する事もあります。
主にブリッツマグナムMRを使うシチュエーションについて
使用するシチュエーションに関しては、ブリッツMAX-DRを使う場合と同じです。
浚渫では、浅い側にボートポジションをとって深い側にキャストします。
アップヒルで浚渫ブレイクを攻め、ハードボトムやウィードを感じたらリトリーブを一時ストップし、3秒程浮上させ喰わせる間を与えてえ攻めると効果的。
または浮上アクションを入れずに、ハードボトムを感じながらボトムノッキングを繰り返してリアクションバイトを狙います。
ボトムにヒットした瞬間、バランスを崩してヒラを打ちますが、ハニカムスーパーHPボディと固定重心により直ぐに姿勢を回復させます。
ボトムの沈殿物を、まき上げながら逃げ惑うベイトフィッシュや甲殻類を演出します。
2018年秋このルアーのフィールドテストを行った際、浚渫アップヒルリトリーブ(リトリーブ+浮上アクション)で65cmをキャッチしました。
ウィードフラットでの狙い方は、浚渫エリアと同様に、リップの先端でウィードを感知した瞬間、リトリーブをストップさせて2、3秒浮上させることの繰り返す方法や、ウィードに軽くスタックさせてから、ロッドを小刻みにシェイクして丁寧にほぐしながら浮上させ、バスにルアーを長く見せてバイトに持ち込む方法。
またその逆の方法で、軽くスタックさせてからロッドを縦方向に短く強くあおり、ハングオフをさせてリアクションバイトに持ち込む方法などがあります。
琵琶湖においては様々な使い方で1年中バスを狙う事が出来ます。
クリアウォーターでもバスに違和感を与えずバイトに持ち込むことが可能
また、意外と思われるかもしれませんが、ビッグクランクは濁った水質の時だけでなく、風の弱いクリアウォーター下でも有効です。
バスは水面近くやバスの目線より上を泳ぐベイトを意識し始める為であるのか、初夏から秋までは「S字ルアー」「ジョイントビッグベイト」「ギル型ルアー」「トッププラグ」などの波動よりも視覚的要素なルアーで口を使う事が多い時季であります。
そのような時はウィードの高さを把握し、ウィードの上を触れる事無いように、ウィードトップまでのレンジをスロースピードで巻きます。
ウィードトップが浅い場合の攻略法
その為、ロングキャストだけでなく、場合によってはショートキャストでバスのチェイスを気にしながら、リトリーブを繰り返します。
ウィードトップが浅い場合の、水面下1.5m~2mのレンジでは着水後に水面に浮かべた状態から、ウィードトップまで潜らせて、水面まで浮上させるアクションの繰り返しで、V字やU字の動きを沢山描きながらウィード内に潜む、バスを誘い出します。
その様な使い方も大きなルアー特有の存在感・視認性の良さを生かした使い方です。
ですので是非! 紹介した使い方を参考にしていただき、ブリッツマグナムMRでビッグバス狙ってみて下さいね!
以上、ブリッツマグナムMRの紹介でした!