今江克隆のルアーニュースクラブR 第965回「イマドキのカバー攻めのキモと流行カラー」の巻
バスは新しいモノがとにかく好き!?
石橋プロのウィニングエリアは驚いたことにJBのトーナメントエリアである北利根川で、その中でも台風15号によって倒されたりエグられた「新規」のアシやレイダウンに目を付け、「ゲンタホッグ」をカバー内に引っ掛け長く留めるシェイク。
このパターンで2日間実に安定したウェイトを稼いできたそうだ。
霞ヶ浦でも最もプレッシャーが高いJB/NBCメインの北利根川で、この連日のハイウェイとは、TOP50霞ヶ浦戦の厳しさからは想像もできない結果だった。
新しいモノ好きのバスの習性なのだろうか、台風余波で突然出現した突発性カバーにバスが差していることをいち早く気付き、まさに「今を釣る」カタチでの優勝となった。
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厳しかったTOP50霞水系戦直後にも関わらず、JBトーナメントエリアで2日間で10kg越え。 石橋プロの極めてベーシックに思えるエリアとパターンには裏があった
「ソリッドブラック」がブーム?
また、今回、石橋プロが使った「ゲンタホッグ」のカラーは「ソリッドブラック」で、これはTOP50霞ヶ浦戦大会トップウェイトを出した南プロが使っていた「フラットカーリーゴビー」の「ソリットブラック」と共通する特徴である。
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もはや新定番と言える「ミミズ」カラーに続き、「ソリッドブラック」ブームが来そうな気配。TOP50トップウェイトを出したのも、WBS最終戦もブラック&ブラックのコンボだった
ここ数年、TOPプロの間でのニュートレンドカラーとして、クリアウォーター系のミミズカラーに対し、マッディーウォーター系のソリッドブラックの人気が非常に高い。
共通点として、ミミズカラーはクリアな水で最も遠方から視認できるカラーとして知られるが、暗闇のマッディでは水より黒い「真っ黒」が最も実は視認性の良いカラーなのかもしれない。
今どきのカバー攻めのキモとは?