年々、進化しているルアージャンルといえるのがイカメタル!
そんなイカメタルを満喫するためにバッチリ準備しておきたいのが、仕掛けですよね。
ただ、イカメタルにこれからエントリーしたい! という人や初心者にとっては、どんな仕掛けがイイのか? というのは悩みドコロですよね⁉
そんな悩みを少しでも解消してもらうべく、今回は、カリスマエギンガー、そしてイカメタルフェチとして知られる山田ヒロヒトさんに自身の最新イカメタル仕掛けセッティングについて詳しく教えていただきました!
仕掛けのタイプは? PEは何を使う? 仕掛けの詳細は? などなど細かめにお伝えしていきます!
山田ヒロヒト (hirohito yamada) プロフィール
山田さんがイカメタルで多用する仕掛けのタイプは2つ
まずイカメタルの仕掛け(リグ)のタイプについてですが…。山田さんが現場に持ち込んで多用しているタイプは2つあります。
まずメインの仕掛けなのが、スタンダードタイプなイカメタル仕掛け! 具体的にいうとリグの下端にメタルスッテ、リグの上部にはドロッパーを配置するという仕掛けです。
そしてもう1つが、オモリグと呼ばれるリグ!
このオモリグはリグの下端にエギ、リグの上部に中オモリを配置すリグです。
山田さんはメインPEとして「PEエギULT HS8【サンライン】」の0.6号を中心にセレクト
さて、それぞれの仕掛けのセッティングのご説明に入る前に、まずはメインのPEラインについて!
山田さんが現在イカメタルでのメインPEとして多用しているのが自身がプロデュースしたハイグレードなPE「PEエギULT HS8」【サンライン】。
このPEについて少し紹介しておくと…山田さんがこのPEラインを開発する上で、こだわった点は大きくいうと2つ!
まずその1つがスムースなラインの放出を実現する水ハケ、なめらかさ!それを実現しているのがSSP(スムースサーフェイス加工)と呼ばれるサンライン独自の表面加工技術。PEの表面をよりスムーズに仕上げた特殊な加工技術で、これまでのPEではできなかった高次元のなめらかさを実現してているとのこと。表面がなめらかで繊維の毛羽立ちを抑え、真円に近い構造になっていることで摩擦が抑えられ、結果、ラインの放出がスムーズに可能になっているんです。
あと山田さんのこだわったもう1つの店が、ラインのカラーパターン!
山田さん的に海中でわずかな変化を感じ取るうえで、ラインの「視認性」をかなり重要視! あらゆる状況でも、しっかりと見えるカラーということで採用したのがベースカラー3色として採用した「ホワイト・ピンク・ライトグリーン」というカラーパターンだったそうな!さらにいうとベースカラー以外にもブラックとオレンジのマーキングがあるので、今自分がどこまで使っているのかを把握することが可能になっています。
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気になる号数については…。0.6号を中心に状況によって0.5号、0.7号をセレクトしているとのこと。
山田さんは、以前は0.4号など、けっこう細めのPEも使っていたそうなんだけど、今は0.6号中心、0.5~0.7号の範囲の号数をセレクトしているとのこと。
というのも基本的にイカメタルの仕掛け(リグ)自体に重量があり、また海中で流れてくるゴミなどに接触する可能性などもけっこうあるので、やはりある程度の太さのPEの方が、ブレイクの心配がなく落ち着いて使用できるとのこと。
山田ヒロヒトのイカメタル仕掛けのセッティング
さてメインラインのセッティングに続いて、山田さんの仕掛けのセッティングをご紹介!
まずはメタルスッテにドロッパーを配置するスタンダードなイカメタル仕掛けのセッティングから!
ひとまず仕掛けの全体像を把握してもらいたので、下図をチェックしてみてください!
仕掛けを全体的にみると、ごくごくスタンダードな感じの仕掛けに見えるかもしれないけど、実は注目点があるんです!それは、「仕掛けのラインの種類」なんです!
実は仕掛け全体にわたって、エステルラインで作られた仕掛けを使っているんです!
イカメタル仕掛け SV-I エステル【サンライン】
そのエステルラインで作られた仕掛けというのが、「イカメタル仕掛け SV-I エステル」という名のアイテム!めんどうな仕掛け作りが必要ない、仕掛けが出来上がった状態で売られているモノ。
サンライン公式イカメタル仕掛け SV-I エステル詳細ページはこちら
従来のイカメタル仕掛けのラインというと、強度に優れたフロロカーボンラインが使用されているモノのが一般的でしたよね。
でもそんな中、サンラインはより感度に優れたエステル系ラインをイカメタルの世界に持ち込んだのでした。
元々、エステルというと、伸びが少なく感度に優れるためアジングなどでは人気の素材ですが、瞬発的な力が加わった時の強度面で不安があったのも事実。
しかしサンラインは、シリコーンが混合された特殊グレードのエステル原糸の開発に成功。フロロなみの強度を持つエステルラインを誕生させたというわけなんです。
ちなみにこのイカメタル専用エステルは強度面だけでなく、ハリがあって仕掛けが絡みにくく、感度もビンビン!
山田さんは、そんなエステルで組まれたイカメタル専用仕掛けを導入しているというわけなんです。
「イカカメタル仕掛けSV-Ⅰエステル」ですが、仕掛けの種類は細かく分けると6種あります!
大きく分けるとスタンダードタイプ(道糸が3号)とハイパワー(道糸が4号)の2タイプがあり、その2タイプそれぞれにエダスの長さ違う3タイプ(ショート、ミドル、ロング)があり、合計6種がラインナップされています!
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「イカメタル仕掛け SV-I エステル」6種の使い分けは?
6種類の仕掛けの使い分けについては、まず使用するメタルスッテの重さやイカのサイズによって、スタンダート(幹糸3号)とハイパワー(幹糸4号)をセレクト!
エダスの長さはショート(5cm)、ミドル(15cm)、ロング(30cm)と3種類ありますが、その使い分けは?
潮流の速さや、誘いの種類、例えばダイレクトにキビキビと動かしたいならショート、漂わせ系を意識するならロング!といった感じで選んでほしいとのこと!
なお「イカメタル仕掛けSV-Ⅰエステル」の幹糸の長さは120cmで統一されています。この長さがいろんなテストの結果、ドロッパーとの距離が近すぎず、長すぎずでもっとも実績のある長さだったそうな!
なおメインPEの先は30cm~1mほどリーダーをとるんですが、そのリーダーでも山田さんは感度重視でエステルの「イカメタルリーダーSV-Ⅰ」の3号をメインに使用しているとのこと!
ドロッパーとして山田さんが使用しているのは2.5号サイズのエギで、具体的にはエメラルダスラトル2.5号をメインに同タイプSの2種の実績が高く多用しているとのこと!
あとエギのカラーについては、緑系、ケイムラ、夜光の実績が高く使用頻度が自然と高くなっているとのこと!
メタルスッテとして山田さんが多用しているのはダイワの「エメラルダスイカメタルスッテ TG SS」。
基本的に山田さんはタングステン製が好み!
というのも同じ重さなら、よりシルエットが小さいモノが使えるので、より食わせ力が高いことと、底取りスピードが速いという理由から!