今江克隆のルアーニュースクラブR 第964回「幻となったポッパー戦略〜TOP50霞ヶ浦戦〜」の巻
南プロがストロングスタイルのフィネス化で11位に
そしてもうひとつ嬉しいことは、この2年、イマカツのJimmyこと南(一貴)プロが、確実に一皮向けて強豪プロの仲間入りを果たしつつある事実である。

今試合大会トップウェイト4770gを叩き出した南プロ。 フィネスイメージから脱却し、ビッグスコアも出せるようになってきた。 最終戦、得意の桧原湖でTOP5に入れるか!
もともとフィネスなイメージがある南だが、琵琶湖でソルソニを大ブレイクさせて以来、スピードのあるストロングなスタイルを巧みにフィネス化して使いこなす技術を身につけている。
そして今試合、遂に初の大会トップウェイト5尾4770gをなんと「ミッキーヘッドジグ3/8oz」&「フラットヘッドカーリー3インチ」のスイミングフォールでキャッチ。
2日目にスコアを落として後退したが、常陸利根川の護岸のエグレ1.5〜2mをカーブフォールスイミングで3日間攻め続け11位入賞となった。

ミッキーヘッドジグ3/8ozにフラットヘッドカーリーで全てのバスをキャッチし、大会TOPウェイト。 斜め護岸のエッジ崩れを狙ったスライドカーブスイミングからの着底スタンダップでバイトが多発したそうだ。
最終戦に向けて
そして、いよいよ次月10月頭には最終戦桧原湖で2019年TOP50シリーズチャンピオンが決定する。
現在、1位に三原直之、14位に南一貴、そして恥ずかしながら29位に自分がランキングされている。
初めて秋の桧原湖を経験するAOYを三原が獲得できるのか、近年桧原湖を得意としている初のトップ5入りを南が成し遂げるのか、イマカツTOPチームの最終戦はあらゆる面で緊張感マックスの戦いとなるだろう。
そして、自分は何の因果か昨年辛酸を舐めた29位と言う数字で再び最終戦を迎える。
トーナメントの女神から与えられた35年間のトーナメントプロ人生で一番厳しいこの試練を必ず乗り越え、再び捲土重来のチャンスを得るためにも、この自分との戦いに勝利し、猛反撃の狼煙としたい。