今江克隆のルアーニュースクラブR 第964回「幻となったポッパー戦略〜TOP50霞ヶ浦戦〜」の巻
デッドスローポッパー戦略
たまたまフィッシングエイト玉津店での三原(直之)のイベントにゲスト参加した折、三原が見つけた懐かしのヘドンのポッパー「ポップンイメージ」を試しに買って持って来ていたのだが、これのポップサウンドが、まさにその捕食音そっくりで、次々と水面を炸裂させたのである。
そこで、急遽さらに追加を仕入れ、同時に「ポップンイメージ」より弱いが、昔よく使っていたメガバスの「ポップX」をサブに加えていた。
イマカツにはポッパーは小さすぎる「ジレンマポッパー」しかないための選択だった。
このポッパーはボコンっと言う音と、水門、護岸、タマネギ、テトラのわずかな隙間シェードギリギリで長時間粘れるのがキモだった。
それはアベンタのデッドスローにも勝るスローなトップウォーターと言うイメージだった。
そしてこのポッパーは同時にティーザーとしても機能し、捕食音後のフォローとして「アベラバ1.3g〜2.3g」にゴリそっくりの「アンクルゴビー3インチ」をセットしたベイトフィネスで、壁ギリギリからフワ〜っと落ちるエビゴリをカーブフォールでフォローするのが最強パターンだと確信していた。
しかし、このパターンは試合直前、夏とは思えない冷たい北東風が3日間吹き続けたことで、エビゴリが急激にホソや水路内に入ったのか徐々に減少しはじめ、試合初日には見事に消えてしまった…。
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