2019年生まれ変わったASURA O.S.P II 925 SP
オリジナルの阿修羅の説明も終わったところで、続いては新しく生まれ変わったASURA O.S.P II 925 SPについて話していきます。
オリジナルの阿修羅と同じ設計で進める選択肢もあった金型リニューアル。
しかし、今まで培ってきた開発ノウハウや、現代のバスによりアジャストした仕様にすることで釣果を増やし、その価値を更に高めるべく異なる設計アプローチを選択しました。
リップの形状の変更により、早巻きでややバタついていた部分をナチュラルに修正し、瞬間的なスピードを出すために一瞬こらえの間を含む鋭いジャークを実現しました。
オリジナルの後刺しリップは、構造上どうしても必要なボディ内部にリップが入り込み、それを保持する為に、周囲の肉の重さによって、前傾姿勢が引き起こされていました。
さらに製造上必要になってしまう左右クリアランスが引き起こすリップの左右ズレに伴う強めのアイチューン。
それらをセッティングを極めた一体成型リップで直進性を高め、浮き姿勢は水平寄りにしました。
固定ウエイトも丸玉から低重心板状ウエイトに変更し、タダ巻き安定性とロールからの復元力がUP。
フックはショートバイト対策でヘビーからレギュラーワイヤーに変更しました。
オリジナルの高性能を引き継ぎつつ現代のバスを獲るための新性能を上書きし、更なる進化をさせたのがASURA O.S.P II 925 SPであります。
ASURA O.S.P II 925 SPの特長
ASURA O.S.P II 925 SPの特長について話していきます。
低重心化し駄肉ゼロのNEWボディ
固定ウエイト2つを薄型板状に変更したことで低重心化のメリットが増加しました。
早巻きやステイ時の安定性とロールやヒラ打ちからの復元力がUP。フラッシング効果も増して、生命感あふれるアクションを実現しました。
一体成型リップ
後刺しリップと比較して、ボディ前側の空気容量をUPさせて姿勢を水平寄りに変更しました。僅かに角度を寝かせて、付根の幅を広げダートのパワーとタダ巻きのしっかりした巻き心地。
さらに早巻きでバタつきにくいセッティングにしました。
横向きローライドアイ
ローライドアイ開発により、細身ボディでも移動ウエイトのアイの乗り越えを可能にし、キャスタビリティUPに大きく貢献しました。
フックの前後の動きを抑制できるので9㎝クラスでフック同士が絡まない3本フック仕様を実現しました。