12回 東京湾ボートアジング
魚探に映るアジがすべてワームを食う訳ではないので、その日のパターンがステイパターンで食うのかリアクションパターンで反応するのかを見極めることが重要になります。
それによってレンジに止めるのか動かすのかを決めていくことになります。
ステイで釣る場合は、例えばボトムを取りそのままだと根掛かりするので着底したら直ぐに二巻あげて止め、アタリは竿先(ティップ)が引き込まれるように動くか直接手に感じることもあります。
そのまま10カウント数えてアタリがなければリールを二回巻き上げまた10カウント数えてアタリを待ちます。
これは水深によって違いますが、東京湾のように浅ければ底から8巻くらいまで釣り、アタリがなければステイする時間を長くして繰り返していきます。
30カウントまでやってアタリがなければ今度はジグヘッドを0.3gから0.8gに重くして今度はボトムまで落としていきます。
1回ロッドをアオりながら巻いて止め、今度は5カウントぐらいでまたアオりながらひと巻きして5カウント止めてアタリを待ちます。
それを8巻まで釣ってアタリがでるまで繰り返します。
これをやって食わなければ今度は、ステイパターンに戻します。
ジグヘッドをゼログラの0.4gぐらいに変えてまた同じことを繰り返していくのですが、大概それまでにアタリがありますのでアタリがあった所の巻き数を覚えておき、その前後を集中的に釣っていくと再現性のある釣りができます。
ワームですが、ボートの場合基本 “キメラ” と “メデューサ”を中心に使うのですが活性が低くなるとプランクトンやオクトパス、タープルも使うようになります。
東京湾の場合は、カラー的には ともしび、 はなちらし、たくわん、がよく釣れ、場合によって ときわぎん などもよく釣れることがあります。
この間は、下から4巻でのステイパターンでよく釣れ、潮が速かったのでジグヘッドがストリームヘッドの0.5gに“キメラのたくわん”が非常に調子が良かったです。
ただ活性が高かったのでショートバイトが多く、アタリ自体が非常に小さく結構集中していたので少し疲れたのと午前9時には太陽の日差しが半端なくなりアジの食いも悪くなりました。
アジを食す会の食材は確保できたのでその時間に沖上がりをしました。
そして夜、東京湾のアジを色々なレシピで料理をしてもらって頂きました。
南蛮漬け、なめろう、ごまアジ、刺身、握り、つみれ汁、フライ、天ぷらと塩焼き以外ほとんどの思いつく料理にしてもらい美味しくいただきました。
東京湾のアジは非常に脂が乗っていてその脂が臭みもなく非常にすっきりとしているので甘みに感じ非常に美味しかったですよ。
特にごまアジとフライは格別でこれは幾らでも食べられるなと思ったくらいです。
ごまの風味と東京湾のアジの旨味が絶妙にマッチして堪らなかった!
アジフライは、ホカホカのフカフカでなんとも言えない風味で昔の愛媛のアジに良く似ていて懐かしい味がして最後に出てきたのにあっという間に1匹分食べてしまった!
いや〜美味しかった!