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夏秋のプライムタイムはバズベイト「02ビート」でサーチ!!

寄稿:齋藤 寛之
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みなさんこんにちは。利根川担当の齋藤寛之です。

齋藤 寛之(Hiroyuki Saito) プロフィール

利根川の魅力にとりつかれ、TBCトーナメントに参戦。フロッグやバズベイトといったサーフェスゲームを主体に、シャローのストロングゲームで確実にバスをキャッチしていくスタイルは、利根川を主戦場にする多くの猛者が一目置くところ。これまで、レギュラー戦での優勝のみならず、TBCクラシック制覇、O.S.P T.Namiki Cup優勝など、数々の輝かしい成績を残している。

今回のテーマは、バズベイト「ZERO TWO “BEAT”」です。


出典:O.S.P
利根川水系/水郷エリアでの、その使いドコロを取り上げてみたいと思います。

梅雨明け間際、増水気味の利根川本流にて

02ビートオススメの時期

バズベイトが強くなる時期は、スポーニングが落ち着きベイトを頻繁に追いかけるような、梅雨入~初秋でしょうか?

梅雨や秋雨の雲天の日は、そのチャンスは終日続きますが、晴天の場合はやはり日中の反応が悪くなります。

夜明け5時~7時、日没17時~19時の短いプライムタイムを、効率よく探ってみましょう。

ゼロツービートが活躍するエリア

バズベイトがマッチするエリアは、エサを追い込めるような50cm未満のシャローです。

そしてさらなる確変条件は、3~5cmイナッコ(ボラの稚魚)が群れになって水面を泳いでいる時です。

付近にいるバスもこころなしか捕食スイッチがオンになりやすく、ソワソワしている状態になっています。

人間でいうところの、夏祭りで空腹ではないのに、ついつい露店で焼きそばを買ってしまうのと同じですね。

使い方

岸ギワや護岸沿いをなるべく平行に、バランスを崩さないギリギリのスピードでトレースするだけ。

アルミペラ×真鍮ノッカーの音は、遠くの魚にも届いています。

ノック音が良いか悪いかは別として、存在が伝わりやすいことは事実です。

音質に関しては、ペラがキュルキュル擦れる音「スクィーク」、ペラがカンカン当たる音「ノッキング」など色々ありますが、私の経験として、魚が散る秋に向けては「ノッキング」が強くなる気がします。

トレーラーフックは、障害物を拾いやすい場所でない限りはセットしておくことをオススメします。

バズベイトを鼻先で追い続け、スカートの端だけついばむバイトも取りこぼすことがなくなります。

カラーについて

基本は水質にあわせて、好みの3色からローテーションすれば良いでしょう。

水色      ルアーカラー
————————————-
ステイン     白系
↕      チャート/ピンク系
マッディ     黒系

オススメのタックルセッティング

ロッド:6.6~7.0ft 中弾性ベイト
ライン:フロロカーボン 12~16lb

もしくは

ロッド:6.6~7.0ft グラスコンポジット
ライン:PE 3号

バズベイトである理由

Q.スピナーベイトではダメ?

→完全に水面を意識している魚を狙うためです。

酸欠の小魚が水面で爆ぜている状況であれば、迷わずバズベイトをチョイスします。

また、目視しながらリトリーブできるので、ロッドワークで障害物をかわしやすいというメリットもあります。

Q.ポッパーではダメ?

→探すという観点で考えるとポッパーは効率が悪いので、場所が絞れていない状況ではバズベイトが有利です。

ただしスポーニング直後などはバイトが弱く、乗り切らない場合はポッパーに分があります。

TIPS

「キャストを続けていると糸ヨレしてしまう」という声があります。

スピーベイト含め、ワイヤーベイトはキャスト時に上手にロッドに重みが乗っていないと、回転して飛んでいくことが往々にしてあり、これが糸ヨレを生みます。

意識しながらキャストすれば良いですが、無意識で投げ続けられればそれに越したことはありません。

そんな時は、外見は悪いですがゴム管&スナップスイベルを付けてしまうのもひとつの手です。

※写真はペラパーツを外して、ゴム管とスイベルだけ取り付けたチューンです。あくまでもチューンは自己責任でお願いします。

バズベイトにはバス釣りの面白さが凝縮されている!

とまあ色々書きましたが、バズベイトには「トップウォーター」「なんでこんな物体に?」といったバス釣りの醍醐味が凝縮されています。

釣れたら楽しいルアーのひとつですよね。

釣行前夜は、翌朝のプライムタイムを想像し「02ビート」を結んで妄想にふけってみてはいかがでしょうか?

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