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ジグヘッドローテで楽しむアジング!トモ清水流・ジグヘッドセレクト指南

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アジング特集2019

こんにちは、トモ清水です。

トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及ぶ。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

これからまさにハイシーズンを迎えるアジングですが、私は春夏秋冬、様々なシチュエーションで、あらゆるスタイルのアジングを楽しんできましたが、やはり基本となるルアーは、ジグヘッド単体だと思います。今回は、そんなアジングの基本となるリグであるジグヘッドについて、お話ししていきたいと思います。

ジグヘッドといっても色々な種類があります。そのジグヘッドは、魚に一番近いところにあり、重要な部分になります。ですが、案外おろそかにしがちなジグヘッドの使い分けをしっかり解説していきたいと思います。

「ワイドゲイブって何?」「ショートシャンクって何?」「今さら聞けないジグヘッドのあれこれ」など、基本をしっかり振り返って理解することで、釣りがさらに面白くなると同時に釣果アップにも!さらにワームとの相性から操作術まで、知って納得!使って納得!あなたもこれからジグ単マスターです!

そもそもジグヘッドって?シンプルゆえに奥が深い、そして超万能なのがジグヘッドリグなんです

ジグ単、ジグヘッド単体のリグは、オモリの付いたハリにワームを付けるだけといういたってシンプルな仕掛け。このシンプルこそがルアー釣りにおいて一番のメリット。シンプルゆえに、ジグヘッドの特徴をしっかり理解し、状況やターゲットに合った使い分けを行いたいですね。

ジグ単ゲームは、ソルトのライトゲームにおいて基本中の基本。これをマスターすれば、どんなシチュエーション、どんなターゲットも攻略できるほど優れたリグです。ジグ単ひとつで表層から中層、ボトムまでオールレンジ探れ、タダ巻きからリフト&フォール、ダートまで様々な動かし方が出来ます。

ジグヘッドのウエイトの基本!

まず最初にジグ単のメインで使うウエイトをまず覚えておきましょう!メバリングは1.5gが基本。アジングは1gが基本になります。これに磯場のシチュエーションだとするとプラス1gを足したウエイトが基本となります。このウエイトからスタートし、状況や水深、潮の速さに合わせて、軽くしてみたり、重くしてみたりするのが答えを見つける最短の近道になります。

このようにして、いろんなウエイト、タイプのジグヘッドを持ち込んでいくのがオススメです

ジグヘッドの種類としては、大きく分けて3つ。ひとつはラウンド型。二つ目は弾丸型。そして三つ目はダート形状型。大きく分けてこの3つがスタンダードな形状になっています。近日中に配信予定のアジング実釣動画で紹介させてもらっていますが、バークレイのジグヘッド4兄弟のうち、アジデントとふわゆらはラウンド型、ショッティーは弾丸型、メバートは三角形状のダート形状型に分類されます。

バークレイ アジデント

 

バークレイ ふわゆら

バークレイ ショッティ

バークレイ メバート

フックの形状が重要!特性を理解すれば、向き不向きが分かってくる!

あとオモリの形状の他に、フック形状が重要となってきます。シャンクの長さ、ゲイブの広さ、シャンクの軸径の違いにもよってもフック形状は細かく分類されます。シャンクとは、針の軸で、ロングシャンク、ショートシャンクがあり、前者はタダ巻きやレンジをキープする釣りに向いています。後者はリフト&フォールの釣りに向いています。

ゲイブとは軸と針先の距離で、狭いナローゲイブと広いワイドゲイブがあり、ナローゲイブは吸い込みやすくメバル向き、ワイドゲイブは吐き出しにくくアジング向きとなっています。

アジ専用設計のアジデント

例えばアジデントは、ショートシャンク、ワイドゲイブ形状なので、まさにアジング用に開発されたジグヘッドであり、リフト&フォールの釣り、アジが吸い込んだ後、吐き出しにくいワイドゲイブになっているのが特徴です。

さらに通常のラウンド型よりデントと呼ばれるくぼみをつけて、水抵抗を増すことでアングラーがジグヘッドの位置や操作している感覚を増幅し、たとえ1g以下の軽量ジグヘッドであっても非常に扱い易くなっているも大きな特徴です。

軸径が直径0.7mmになると太軸と呼ばれ、大型のメバルやアジ、根魚に向いている太さになってきます。メバートとふわゆらのジグヘッドがこの太軸タイプになっています。

ショッティーのジグヘッドは、メバリング用のタダ巻き用がメインとして開発されたジグヘッドですが、愛媛アジング動画では、裏ワザ的な使い方で、マイルドワインドという釣法でアジを狙いました。

専用のメバートより、ダートの幅が少なめで、動きもややマイルド。キビキビダートよりフワフワっとダートします。そのショッティーの1.5gのジグヘッドにエスフィッシュのワームをつけて、カマスやアジを釣っていきました。

ふわゆらジグヘッドも今回多用したジグヘッドですが、0.6gの軽量ジグヘッドに、パワーベイトのバブルサーディンを装着し、ゆっくりと落としてアジに口を使わせていきました。プランクトンを捕食している時などに非常に有効なメソッドで、ゆっくりと落とすことがキモになってきます。

よってバブルサーディンのカラーも、ピンクグローのオキアミ色をセレクト。今回の釣行では、この組合せが最強。豆アジも30cm近いアジもこのパターンで連発させました。後半はサイトで豆アジのバイトはフッキングさせずに、良型だけをサイトで掛けていく釣りを展開。ゆっくりフォールさせるだけで、バイトしてくるのがよく観察出来ました。

ゆっくり落として誘う釣り方のため、水深が深いポイントは不向き。アジが浮いている場合や水深が浅いポイントで有利な釣り方になります。

といった感じで、ジグヘッドの特性を知れば、状況にマッチしたタイプをセレクトすることができて、その日その時のパターンに合わせていくことができます。これぞパターンフィッシング。ぜひ、シチュエーションに応じたジグヘッドを選択して、ジグヘッドリグでのアジングを楽しんでみてください。

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