今江克隆のルアーニュースクラブR 第960回「多才系ビッグベイトの使い分け法」の巻
「フラットテール」の使い方
次に最もベーシックな「フラットテールスタイル」は、基本的に「SG+アンドロイド」で一躍有名になった「サスペンドI字釣法」が基本である。
完全なサスペンドするようにウェイト調整し、S字にならないI字スピードでストラクチャーのシェードに入れて最低10秒完全サスペンド。
バスがストラクチャーから出てきて再接近したら、タイミングを図ってワンジャークでリアクションバイトを取るスタイルである。
レプは多関節なので、静止でも揺らめくナチュラル感は「SG+アンドロイド」以上、同時に多関節なのに左右のダート方向を意志通り操れる絶妙のバランスを持ち合わせている。
ちなみに、多関節で左右のダートを意志通り決められるのは「フラットテールスタイル」時のみである。
「ブーツテール」は急制動水推し型、「ジャバロンテール」はユラユラ漂いナチュラル型で、左右のダートは意志通りには決まらない設定である。
ジャバロンテールの使い方
最後に、イマカツ独自のジャバロン型テールの出しドコロだが、実は初心者ほどこのスタイルが一番慣れるまでイメージし難いかもしれない。
「レプ」の「ジャバロンテール」スタイルは、「デカくて弱弱しいベイト」の演出が狙いである。
よって、超ゆっくり巻いても、超早巻きで巻いても、「ジャバロン200モンスター」などのウネウネイメージよりかなり弱いウネリである。
一見、「バラム」などのようなハデな動きをするとイメージされがちだが、「レプ」の「ジャバロンテール」は真逆の「弱波動」である。
サイズ的にも最大になる「ジャバテール」スタイルは、ゆっくりと、ナチュラルに演出してこそ、その威力を発揮する。
よって、基本的な使い方は「デッドスローの弛ませ巻き」、もしくは「高速巻き&ストップ」の繰り返しが効果的だ。
ただ、顎リグ仕様にしてボトム逆立ちシェイクした時、関節が一節増える「ジャバロンテール」のヤバさは、ここに書きたくなかった真の恐ろしさ?なのである。
悩んだ人は、まず「ギルロイドJr」とローテーションで、2019年最強破壊力の「ブーツテール」から始めてください!