今江克隆のルアーニュースクラブR 第960回「多才系ビッグベイトの使い分け法」の巻
バスの反応が変わるポイントは
これはルアーの大きさやテールの違いによっても反応がガラリと変わることがある。
「フラットテール」にイマイチな反応だったバスが、「ブーツテール」には一発で喰ってきたり、「ブーツテール」にも「フラットテール」にもイマイチなバスが、「ジャバロンテール」にした途端、怒り狂って反応してくることもしばしばあるのだ。
これと同じことで、フックのポジションを変えることで、見えバスの反応が劇的に変わることは非常に多い。
「レプ」の開発段階で試したのだが、一番反応がよいのは間違いなく「針ナシ」のビッグベイトだ。
針がないだけで、それこそビックリするほど果敢に襲ってくる。
一方で一番反応が悪くなるのが、ショートバイトに悩まされてトレーラーフックを尻尾の先や背中、頭の上に追加した時である。
フックの追加は間違いなくバスの反応を後退させる。
「ステルススイマー」にトレーラーフックを付ければ付けるほど、フッキングしないジレンマを何度も経験しているぐらいだ。
ちなみ「ステルススイマー」でフッキング率を上げたければ、ネオジム磁石を2、3段積みにして、フックポイントを背中から2〜3mmだけ出してやる方が劇的に向上する。
アシストフック追加での根掛かりの多発さに比べれば、このチューンがライトウェイト仕様の表層直下であろうが、ヘビーウェイト仕様であろうが間違いなく有効である。
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