トモ清水のガッ釣りソルト「タイラバの進化」
この「カチカチ玉」の開発担当は、普段はベイトリールやスピニングリールを開発しています石川であり、タイラバ釣りが大好きというのが高じて、「タイラバ自体を開発したかった」という強い想いが開発のキッカケになっています。実際に具体的に開発を進めるにあたって関西のアイデアマン、デビル渡辺さんから「面白いタイラバを考えたんやけど、一緒に開発しませんか?」という、運よくピュアの石川とマーケの立原で開発が進んでいきました。
「凄く、釣れますよ!厳しい瀬戸内でも簡単に釣れる」とデビル渡辺さん。
「じゃあ、実際にテストに行って現場で確かめましょう」
そんな話でスタートしたこのカチカチ玉。2015年からテストを開始し、瀬戸内や九州、長崎など全国各地でテストしてきました。こちらが初期型の「カチカチ玉」。「変わっているでしょ。玉が二つありまして」とデビル渡辺さん。「大玉と小玉の二つに分けて、大玉は本来の錘の役目、小玉は喰わせるための役目」。ピュアスタッフ「なるほど!」。今までにないコンセプトに「これはスゴイかも」と。
大玉は目立たないようにブラックペイントして、小玉はスカートと一緒に派手目のカラーリングで、この小玉にアタックさせてより針に近いところでフッキングさせるという意図が隠されています。
さらにもう1つのメリットが、小玉は段付形状になっており、スプリットリングで連結することにより、段付形状が水流を受けて動きだし、大玉と小玉がぶつかり合いカチカチ音を発生させます。この音や、動きにマダイがアタックしてきます。素潜りした漁師が音でマダイを寄せるという話もあるぐらいなので、マダイに対してやはり音は有効なんです。
フックのリーダーはしなやかで、吸い込みやすい編んでいるPEラインを使用しているのも実は肝だったりします。しかも3本針!!カチカチ玉は非常にフッキング率が高いのも大きな特徴です。