家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」第8回 アジング用プラグ「ミジンコ」開発秘話
まずフォールスピードですが、このフォルムでの「理想のスピード」があることが分かりました。
そこでそれを探すために、何回か色々な場所でテストしていると無風下では1.8gが理想に近いことが分かってきました。
しかし同時にフッキング率の悪さも露呈してきました。
何回もアタリはあるのにフッキングしない。
これはフックの種類が合わないのだと思い種類を変え、大きさや色々なサイズも使ってみましたがフッキング率は上がらない(T ^ T)
根本的に何か間違っていると思い、あれこれ考えていました。
いつものように近所の釣り具屋さんへフックを買いに行った際にバスコーナーからソルトコーナーを眺めていてメタルジグ用のアシストフックを見つけました。
その時に「これを使ったらどうだろうか」と思いつき、使えそうな針を色々買い占めネソ糸用のPEやOリングやスプリットリングにティンセルも買いました(笑)
早速事務所に帰り、色々なサイズを作り上げてその日の晩のフェリーに飛び乗り壱岐に向かいました!
思い付いたらいつも壱岐に向かってテストに行くのですが、テスト場として壱岐は最高の場所でテストをするにはアジが沢山いる事が絶対条件。
四国にいる時には愛媛でやっていたのですが福岡に来てからは壱岐に助けられてます。
壱岐に20時に着き、それから作ったアシストをつけたミジンコを持っていつものテスト場に行き反応を見ると、確かにアシストの方がフッキング率が全然違う。
色々なフックのアシストを使うとフック形状によってバレ率が変わることも分かりました。
原因は何かと探ると、大体その原因が分かってきたのですが、とにかくフックの種類が多すぎるので絞りこまないとなんともなりません。
分かったことを元に種類別に使っているとやはり傾向が見えてきました。
大きさだけでなくネソ糸の長さも関係していることが判明しました。
色々やっている内に朝が来てしまい釣れなくなったのですが、大体傾向は掴めたので一旦事務所に戻ることにして朝イチのフェリーに飛び乗りました。