ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

エギング用PEラインの長さについて!なぜ180mや240m巻きを開発したのか?【山田ヒロヒト連載「ヤマラッピワールド第4回」】

連載:山田ヒロヒト「ヤマラッピワールド」
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

ラインの長さ(何m巻とかの規格)」について

いやぁー、余談⁉ が長くなってしまいましたが、ここからは、釣りの話!

「ラインの長さ(何m巻とかの規格)」について話をしてみたいと思います。

過去の連載では出会いについて書いたんですが、その中で私がその昔、サンラインさんの投げ釣り用のPEラインをエギングで好んで使いだしたことを書いたと思う(以下参照)。

それがきっかけとなってサンラインさんと契約。その後、今にいたるまで色んなエギング用ラインを監修してきました。

 

山田ヒロヒト連載「ヤマラッピワールド第2回」釣具メーカーのテスターになりたい!と考えているアナタに伝えたいこと!

配信記事はこちら


出典:ルアーニュースR(ルアー関連ニュースWEBサイト)

 

今、一番信頼を置いているPEラインなのが、自分がプロデュースさせてもらったサンラインの「PEエギULTのHS4とHS8」

そして今、私が一番信頼を置いているラインは、PEラインでは、ズバリ「PEエギULTのHS4とHS8」です。

このPEラインは、独自の加工や高い品質など、ワンランク上のPEラインとして安心して使用できるPEラインになっています。

 

特筆すべきなのがSSP加工! これは他社にはないサンライン独自の技術です。

この加工がラインの水捌けをズバ抜けてよくする要因となっており、飛距離アップにつながっています。まぁこの加工に関しては、別の機会に詳しく掘り下げてみます。

 

エギングのPEラインの長さ(規格)というと、昔は80mや120mと巻きというのが主流でしたが…私は、その時代に180m、240m巻きのPEを提案していました

で、テーマに戻って「ラインの長さ」について!

エギングのPEラインの長さ(規格)というと、昔は80mや120mと巻きというのが主流でした。

ただ私は、その時代に180m、240m巻きのPEを提案していました。

ラインの担当者は「何で180mとか240m巻きが必要なのか?」全く理解できず、私は変態扱い(笑)されていました。

 

でも、時代は流れ、今では150m巻きが基準で、200m以上の巻き量のPEもいたって普通の存在になっています。時代は動きますね!

 

 

なぜPEの糸巻量の長さが必要だと考えたのか?

私がなぜ、PEの糸巻量に長さが必要だと考えたのか? なのですが…。

理由の1つとしては、対モンスターとのやりとり時に、余裕を持って対峙できるっていうのもあるんですが、最大の理由となっていたのが、当時、高価なだったPEを、うまく安く使うことはできないかと考えたのが発端でした。

 

なんせ高かった、PEライン! 当時、PEライン200m以上ってラインはエギングラインではなかったので、サンラインの投げ競技って投げ釣りのPEラインを使ってたのですが、これが0.6号で250m、0.8号は200mっていうのがあったんですが、価格はいずれも1万円以上しました!

そしてそのPEラインを巻くために、リールもそのぐらいの量が巻けるモノを選択していました。

 

なぜ糸巻量の多いラインを買うと、安くつくのか?

なぜ、長いと安いのか? 普通に考えたら高くなりますよね。 からくりは‥。

もう何年も前に考えたことですが、おさらいです!

 

さてPEラインをスプールに巻いて使用したとしましょう!

最終的に巻き替えるタイミングはと言うと、キャストして着底を待って、下糸が出てきた所できっと巻き替えになりますね。

で、巻き替えとなると、その時点での残りのライン、30mキャストして20mの水深を沈めた、潮が少々流れていると+10m、合計残りが60mくらいのラインを巻き替えのために捨てることとなります。

この捨てるラインと言うのは、ラインをリールに巻いて使用すると必ず出てきます。

この捨てる量、これがキーとなります!

 

ラインをひと巻き分、購入すると、その中の60mは捨てるということです。
これが大切で、ひと巻きで60m捨てるがキーポイントです。

 

例えば、同じ240mラインが欲しいとしましょう!
かたや、120m巻きラインを2つ購入、かたや240mを1つ購入、これで両者240mラインを手にしたことになります。

 

120m巻き2つということは、捨てる量は、それぞれの巻きで60m捨てるので×2個で120m捨てることになります。
かたや240m巻きは一巻きですので60mのみ捨てることになります。

 

使用できるラインは、120m巻き2個の場合、60m✖️2で120m使用、240m巻き1個の場合、180m使用できることとなります。

わかりますよね⁉ どちらがお得か?

 

長いラインにしておけば、使用済みで捨てる量が少なくなる分、かなりお得に!

当然長いラインにしておけば、捨てる量が少ない分、かなりお得になりますよね。

こんなことを15年くらい前に考えておりました

 

あとは、120m巻きでライントラブルを起こした場合、きっといきなりラインを巻き直しになってしまう恐れがあります。
せっかくの遠征で、大切な時合を逃さないためにも、このラインの余裕というのは大切になります。

と、ひと昔前に書いていました(笑)。

 

そんなわけで、アタリ前になった180m巻きや240m巻き!

私自身、今では、オカッパリエギングだけにとどまらず、ティップランなどのボートエギング、イカメタルにも流用!

さらにそのリールを様々な釣種で流用するようになってきています。まぁ200mぐらい巻いておいた方が何かとイイことが多いです。

以上、ラインの長さについてのお話でした!

 

 

さて、次回の連載ではリーダーか、リールか、リールのハンドルについてか? なんの話をしましょうか? なにかまた面白ネタをご用意できたらと考えています

あっ! 少し前に、みっぴ達と行ったシンガポール旅行について書いてみるのも面白いかも!
この旅では、とても面白い動画も撮影してますので、見ごたえありますよ、プライベート「みっぴ」です!

出典:山田ヒロヒト公式インスタグラム

 

秋丸 美帆(Miho Akimaru) プロフィール

秋丸 美帆…愛称はみっぴ。2008年、釣りの楽しさを世の中へ広める若者を募集した、ダイワの創立50周年記念スペシャル企画「ダイワ スーパーフレッシュアングラーズオーディション」で全国から選ばれる。 磯釣りをしていた父親の影響で、5歳の頃から防波堤やサーフからの釣りを楽しみ、現在は玄界灘をホームグラウンドに、ルアー・餌・大物・小物を問わず四季折々にその時の旬を釣る。 釣りのモットーは、「楽しく!おいしく!」 。釣った魚は調理して、おいしく頂く事が釣りの一番の楽しみ。大学時代には船舶一級免許を取得。 その他の趣味は、ダイビングと海外旅行。ダイビングでは経験本数100を超え、PADIレスキューダイバーを取得。 海外には、釣りや旅行を含め20ヶ国以上に訪問。 テレビや雑誌のメディア活動の他、全国各地の様々なイベントに参加中。 1987年10月12日生まれ A型 福岡県福岡市出身・在住

 

 

 

WEB連載 山田ヒロヒト「ヤマラッピワールド」
毎月20日 配信!

過去の連載記事はこちら

2 / 4
前へ 次へ
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」