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家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」第5回 自分でポイントを見つけるというアジングの楽しみ方

連載:家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」
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毎週日曜日配信!

家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール

サーティフォーCEO、製品開発責任者。全国津々浦々、アジが釣れると聞けば、ドコへでも足を運び、実際に釣って、アジングの楽しさを広く世に伝える、まさに「アジングの伝道師」というべき人物。かなり頻繁に全国各地で参加費無料のアジングセミナーも開催中! 釣具メーカー「34(サーティフォー)※社名は[みんな幸せに!]に由来」を立ちあげ、自身のノウハウを詰めに詰め込んだ製品開発に没頭中。京都府出身、福岡県在住、1958年9月生まれ。

第5回 自分でポイントを見つけるというアジングの楽しみ方

アジングに行く際にまず決めるのは「どこに行こうか」ということです。

それを決めるのには【情報】が必要になります。

「今どこでアジが釣れているか?」

こういった情報を頼りに場所を決定する人も多いかと思います。

ポイントは自分で見つけるもの

知っているポイントは別ですが、分からない釣り場、初めて入る釣り場の場合は、僕は昔からそうですが、「ポイントは自分で見つけるもの」と思っております。

これは、ポイントを見つけることも一つの楽しみであるのもあるのですが、人から聞いて行って釣ってもそれは自分が釣った気がしないからなんです。

それは釣り堀に行くのと同じぐらいのことだと僕は思います。

釣行前から潮や風、地形等を色々考え、ポイントも想像し、ここしかないと思って狙いの釣り場に入る。

それでもまったく釣れないことも多々あります。

しかしそのようなことを繰り返しているうちに、段々とポイントを見つける目といいますか、感覚というか、何かアジがいるという匂いみたいな雰囲気を感じることができるようになります。

人間、痛い目に合わないといけないのです。

人からポイントを聞いていくことは簡単です。

もちろん親しい仲間が「あそこが釣れていたから行ってきたら?」と教えてくれるのは有難いことで、喜んで行けば良いと思うし、保険にもなります。

でも僕はひねくれているので「あそこで釣れるのなら同じような条件のここでも釣れるのではないか」と思ってしまいます(笑)

自分の足を使ってポイントを開拓する

意識しなければいつも同じポイントで釣りをしてしまうもの

今僕は全国でアジングをさせて頂いてます。

海外ですることもあります。

ですから海外を除き初めての場所には誰にも言わず最初に一人で行き、自分ですべてのポイントと思える港や護岸を釣って回ります。

それをやらないと、通い慣れたポイントは僕らもそうですがいつも同じポイントで釣ってしまい、「他のポイントは釣れない」とロクに竿も出さずに判断してしまうのです。

どうしても人は釣れるポイントにしか入らなくなるので、同じ港でも見落とすポイントがかなりでてしまいます。

だから先入観なしに見たいからひと通りのポイントを何日かかけて見て回ります。

もちろん僕は仕事ですから、時間もゆとりがあるので、例えば青森県ならば陸奥湾沿岸すべてと日本海側まですべての港を見て回ることができましたが、一般のユーザーさんならランガンできると思われるポイントの範囲を絞り、その港や護岸を見て回られるようにすればいいと思います。

ポイントを開拓する上で大切な要素①潮位

大体釣れている地域が分かっている時の場合、まず重要なのは潮位です。

日本海側の場合は干満が余りないので問題ないのですが、瀬戸内側や太平洋側はかなりの干満があるので干潮時にシャローポイントが釣れなくなるケースも出てきます。

だからまずはその地域の干満を把握してからポイントに入らないといけません。

ポイントを開拓する上で大切な要素②潮の向きの変化

もう一つ知りたい情報は干満によって潮の向きが変わるかということです。

例えば、「干潮から満潮に向かう上げ潮の時は右から左に流れ、満潮から干潮に向かう下げ潮の時には左から右に流れる」、あるいは「干満で潮の流れの変化は無い」などの情報が欲しいのです。

今のアジの主食はプランクトンですから、潮と風が非常に重要になってくるので事前にそのような情報があるとポイントを見つける際に非常に有益になります。

そして目指す釣り場に入ります。

基本港の場合は先端がよいポイントであることも多いのですが、釣れている場合は大概そこには釣り人がおられます。

ですから先端に人がおられるから移動するのではなく、他にも港内に良いポイントはあるはずなので、後は探し方です。

その時も最も気にしないといけないのが「風」と「潮」と「灯り」になります。

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