最終的には「感覚」を覚えること
さてさて、冒頭で述べたジグの使い分け問題です。清水さんは、「トータルで合わせる」と言います。
例えば、小さめのベイトを魚が捕食しているという時(実はロケ当日がそうでした)。
そこは「エサ感」のあるソルティガTGベイトをセレクトするとマッチしそうです。実際、清水さんもそうしていました。
で、実際にキジハタも釣りました。
しかし、そのまま続けず、割と早い段階で微調整していました。
というのも、当日はほとんど潮が流れない状況。「ソルティガTGベイトだと、この潮では、落ちていくのが速過ぎてよいアピールになっていないのではないかと」と清水さん。
その微調整のひとつがジグの変更。より抵抗のあるソルティガFKジグに変更したり…。
それからもうひとつ。あえてPEラインをワンランク太くするワザでした。
キジハタをキャッチした後、PE1.5号から2号に変更。
「潮が緩く、ジグもスカスカした感じなのでPEラインを太くしました。こうすることで全体に抵抗感が出て、丁度イイ、ジワ~ッとした入力(シャクリ)とフォールが行えることもあるんですよね」と言います。
つまり、ジグだけのセレクトではなく、丁度イイ抵抗感にタックルとジグをトータルで合わせていく。
魚が釣れる時の「丁度イイ感」は、言葉にするのは難しいものですが、トータルで合わせていくという意識を持つことで、「狙って獲った1本」につながっていくと言えそうですね。
■関連記事
ダイワ・清水一成の曲げて獲るスロージギング。最高の相棒ソルティガSJを解説
2 / 2